【市況】東京株式(大引け)=119円安、米追加経済対策への期待後退でリスクオフ
15日の東京株式市場は、前日の米株安を受けリスク回避の売り優勢となり、日経平均は下値を探る展開となった。ザラ場2万3500円台を割り込む場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比119円50銭安の2万3507円23銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は8億8831万株、売買代金概算は1兆8126億5000万円。値上がり銘柄数は380、対して値下がり銘柄数は1723、変わらずは76銘柄だった。
きょうの東京市場は終始売りに押される展開。前日の米国株市場では追加経済対策の早期成立に対する期待感が後退し、NYダウなど主要株指数が続落したことを受け、買い手控えムードが広がった。今月下旬から本格化する国内企業の決算発表や、11月初旬の米大統領選を前に積極的な買いは入りにくい環境にある。前場は下げ渋る場面もあったが戻し切れずに後場寄り一段安となった。一時2万3500円を割り込んだが、その後は押し目買いが入り下げ渋った。ただ、値下がり銘柄数は東証1部全体の約8割を占めるなど売り圧力の強い地合い。業種別では33業種中、30業種が下落した。売買代金は1兆8000億円台にとどまり、今週に入ってから4日連続で2兆円台を下回っている。
【市況】日経平均は3日ぶり反落、海外情勢に不安もなお様子見ムード/相場概況
日経平均は3日ぶり反落。14日の米国市場でNYダウは続落し、165ドル安となった。ムニューシン財務長官が追加経済対策の大統領選前の合意は困難との見方を示し、早期成立への期待が後退した。欧州を中心に新型コロナウイルスの感染者が再拡大していることも警戒され、本日の日経平均は78円安からスタートすると、後場の寄り付き直後には一時23458.43円(前日比168.30円安)まで下落。ただ前日までと同様、国内外の企業決算や米政治情勢を見極めたいとのムードが強く、一段と売り込もうとする動きは限られた。
大引けの日経平均は前日比119.50円安の23507.23円となった。東証1部の売買高は8億8831万株、売買代金は1兆8126億円だった。業種別では、医薬品、パルプ・紙、食料品が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、鉄鋼、保険業、空運業の3業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は17%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米株安でリスク回避の売り優勢 (10月15日)
1.日経平均は3日ぶり反落、米株安でリスク回避の流れに
2.米追加経済対策の早期成立期待が後退し、買い手控えムード
3.前場下げ渋る場面もあったが戻し切れず、後場寄りに一段安
4.一時売りがかさみ、日経平均は2万3500円を割る場面も
5.全体の8割の銘柄が下落、売買代金は4日連続で2兆円割れ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比165ドル安と続落した。追加経済対策に関して、ムニューシン財務長官が大統領選までの合意に懐疑的な見方を示したことが警戒された。
東京市場では、前日の米株安を受けリスク回避の売り優勢となり、日経平均株価は下値を探る展開となった。ザラ場2万3500円台を割り込む場面もあった。
15日の東京市場は、終始売りに押される展開。前日の米国株市場では追加経済対策の早期成立に対する期待感が後退し、NYダウなど主要株指数が続落したことを受け、買い手控えムードが広がった。今月下旬から本格化する国内企業の決算発表や、11月初旬の米大統領選を前に積極的な買いは入りにくい環境にある。前場は下げ渋る場面もあったが戻し切れずに後場寄り一段安となった。一時2万3500円を割り込んだが、その後は押し目買いが入り下げ渋った。ただ、値下がり銘柄数は東証1部全体の約8割を占めるなど売り圧力の強い地合い。業種別では33業種中、30業種が下落した。東証1部の売買代金は1兆8000億円台にとどまり、今週に入ってから4日連続で2兆円台を下回っている。
日経平均・・・23507.23円 -119.5円
TOPIX・・・1631.79円 -12.11円
JPX日経400・・・14692.24円 -104.35円
日経JASDAQ・・・3636円 -18.37円
東証マザーズ・・・1334.71円 -30.78円
米ドル円・・・105.25円 -0.18円
ユーロ/円・・・123.1円 -0.69円
NYダウ・・・28514円 -165.81円
NASDAQ・・・11768.72円 -95.16円
上海総合・・・3332.18円 -8.59円
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