【市況】東京株式(大引け)=27円安と小幅反落、高値警戒感から売り先行
9日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反落。前日までの上昇で高値警戒感が台頭するなか、上値では売りが先行する展開となった。
大引けの日経平均株価は前日比27円38銭安の2万3619円69銭。東証1部の売買高概算は10億1362万株。売買代金概算は2兆1225億9000万円となった。値上がり銘柄数は690と全体の約32%、値下がり銘柄数は1405、変わらずは84銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが続伸した。この流れを引き継いだ東京市場は、日経平均株価が朝方は70円強上昇し2万3700円台を回復する場面があった。ただ、買い一巡後は値を消し一時は100円近く下落した。前日に日経平均株価は2月中旬以来、約8カ月ぶり高値に上昇したことから高値警戒感が強まるなか、利益確定売りが膨らむ展開となった。為替もやや円高方向に振れたことも警戒された。
【市況】日経平均は小幅反落、上値で利益確定の売り/相場概況
日経平均は小幅反落。8日の米国市場でNYダウは続伸し、122ドル高となった。民主党のペロシ下院議長が航空会社など個別の支援を支持する意向はないとし、下落に転じる局面もあったが、ムニューシン財務長官が包括的な経済対策の協議再開をペロシ氏に打診したと伝わると再び上昇した。本日の日経平均も米株高を好感して66円高からスタート。ただ、前日にコロナショック後の戻り高値を更新していたことから、上値では利益確定の売りも出て伸び悩んだ。後場には23552.73円(前日比94.34円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比27.38円安の23619.69円となった。東証1部の売買高は10億1362万株、売買代金は2兆1225億円だった。業種別では、不動産業、証券、陸運業が下落率上位だった。一方、海運業、小売業、サービス業など5業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の64%、対して値上がり銘柄は32%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 小反落、朝高も高値警戒感から利益確定売り優勢 (10月9日)
■東京市場概況
1.日経平均は前日比27円安と小反落、朝高後は売りに押され値を消す
2.前日に日経平均は約8ヵ月ぶりの高値圏に上昇しており警戒感が台頭
3.為替はやや円高方向に振れたことから、トヨタやキヤノンなど軟調に
4.業績の好転期待から良品計画やセブン&アイなど消費関連の一角が高い
5.SHIFTやHENNGE、メドレーなどの中小型材料株が値を飛ばす
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比122ドル高と続伸した。追加経済対策を巡る協議再開への期待や米大統領選で民主党が勝利した場合の大型財政出動による景気回復を織り込む買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は小幅反落。前日までの上昇で高値警戒感が台頭するなか、上値では売りが先行する展開となった。
前日の米株式市場では、NYダウが続伸した。この流れを引き継いだ東京市場は、日経平均が朝方は70円強上昇し2万3700円台を回復する場面があった。ただ、買い一巡後は値を消し一時は100円近く下落した。前日に日経平均は2月中旬以来、約8ヵ月ぶり高値に上昇したことから高値警戒感が強まるなか、利益確定売りが膨らむ展開となった。為替もやや円高方向に振れたことも警戒された。
日経平均・・・23619.69円 -27.38円
TOPIX・・・1647.38円 -8.09円
JPX日経400・・・14822.44円 -73.34円
日経JASDAQ・・・3645.17円 11.48円
東証マザーズ・・・1334.84円 15円
米ドル円・・・105.7円 -0.28円
ユーロ/円・・・124.85円 0.15円
NYダウ・・・28425.51円 122.05円
NASDAQ・・・11420.97円 56.38円
上海総合・・・3272.07円 54.02円
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