【市況】東京株式(大引け)=61円安、薄商いのなか利益確定売りに押される
12日の東京株式市場は買い手控えムードが強く、薄商いのなか売りに押される地合いとなり、日経平均は2万3000円台で売りをこなした。
大引けの日経平均株価は前営業日比61円00銭安の2万3558円69銭と続落。東証1部の売買高概算は8億5007万株、売買代金概算は1兆7455億4000万円。値上がり銘柄数は815、対して値下がり銘柄数は1276、変わらずは88銘柄だった。
きょうの東京市場は買い手控えムードが強く目先利益確定売りに押されたが、下値を売り込むような動きもみられなかった。前週末の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数がいずれも3日続伸とリスクオン相場が継続しており、追加経済対策の成立は依然として不透明ながら景気回復期待を背景に上値指向を強めている。しかし、東京市場では全体商いが細るなか、上値を買い進む動きは限定的だった。今週から米国企業の決算発表が本格化することや、足もと外国為替市場で1ドル=105円40銭台までドル安・円高が進んでいることなども様子見ムードを助長した。業種別では空運株が高く、円高などを背景に自動車株が軟調。全体売買代金は1兆7000億円台と盛り上がりを欠いており、8月27日以来の低水準だった。
【市況】日経平均は続落、米経済対策に不透明感/相場概況
日経平均は続落。9日の米国市場でNYダウは3日続伸し、161ドル高となった。追加経済対策を巡る協議を前に、政権側が野党・民主党に譲歩案を提出すると伝わり、合意への期待が高まった。ただ、協議に進展はなかったことから、週明けの東京市場ではこうした期待が後退。日経平均は30円安からスタートすると、マイナス圏でもみ合う展開となった。後場の寄り付き直後には23501.26円(前週末比118.43円安)まで下落する場面もあったが、全般に様子見ムードが強く、日中の上下の値幅は96円あまりにとどまった。
大引けの日経平均は前週末比61.00円安の23558.69円となった。東証1部の売買高は8億5007万株、売買代金は1兆7455億円と8月27日以来の低水準だった。業種別では、ゴム製品、倉庫・運輸関連業、海運業が下落率上位だった。一方、空運業、水産・農林業、情報・通信業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の59%、対して値上がり銘柄は37%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、米株高も円高進行で利食い売り優勢 (10月12日)
1.日経平均は続落、前週末の米株高も目先利食い優勢に
2.外国為替市場でドル安・円高が進んだことも買い手控え材料
3.今週から本格化する米国企業の決算発表が意識される展開
4.空運株が買われ、円高を嫌気して自動株などが軟調な動き
5.売買代金は1兆7000億円台と8月27日以来の低水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比161ドル高と3日続伸した。追加経済対策への期待が強まり、アップル、マイクロソフトのほかディズニーやJPモルガン・チェースといった景気敏感株も値を上げた。
週明けの東京市場では、買い手控えムードが強く、薄商いのなか売りに押される地合いとなり、日経平均株価は2万3000円台で売りをこなした。
12日の東京市場は、買い手控えムードが強く目先利益確定売りに押されたが、下値を売り込むような動きもみられなかった。前週末の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数がいずれも3日続伸とリスクオン相場が継続しており、追加経済対策の成立は依然として不透明ながら景気回復期待を背景に上値指向を強めている。しかし、東京市場では全体商いが細るなか、上値を買い進む動きは限定的だった。今週から米国企業の決算発表が本格化することや、足もと外国為替市場で1ドル=105円40銭台までドル安・円高が進んでいることなども様子見ムードを助長した。業種別では空運株が高く、円高などを背景に自動車株が軟調。東証1部の売買代金は1兆7000億円台と盛り上がりを欠いており、8月27日以来の低水準だった。
日経平均・・・23558.69円 -61円
TOPIX・・・1643.35円 -4.03円
JPX日経400・・・14783.25円 -39.19円
日経JASDAQ・・・3653.41円 8.24円
東証マザーズ・・・1351.22円 16.38円
米ドル円・・・105.48円 -0.45円
ユーロ/円・・・124.55円 -0.2円
NYダウ・・・28586.9円 161.39円
NASDAQ・・・11579.94円 158.96円
上海総合・・・3358.46円 86.38円
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