【市況】東京株式(大引け)=1円安、模様眺めムードで狭いゾーンのもみ合いに終始
1日の東京株式市場は模様眺めムードが強く、全体相場は前日の終値を挟み方向感なくもみ合った。上値は重い一方、下値に対しても頑強で小幅な値動きに終始した。
大引けの日経平均株価は前営業日比1円69銭安の2万3138円07銭とわずかながら反落。東証1部の売買高概算は10億2769万株、売買代金概算は1兆8612億9000万円。値上がり銘柄数は915、値下がり銘柄数は1162、変わらずは94銘柄だった。
前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちでナスダック総合指数は最高値を更新したもののNYダウは反落となった。これを受けてきょうの東京市場も気迷いムードで朝方安く始まり、その後も方向感に乏しいなか、2万3000円台前半でのもみ合いに終始。前日に日経平均は高かったとはいえ、後半伸び悩む展開で戻り売り圧力も意識された。きょうも薄商いのなか上値を買い進む動きは限定的だった。ただ、一方で押し目買いは厚い。自民党総裁選では菅官房長官が優勢との見方が強く、その場合はこれまでの安倍政権の政策路線を踏襲するとの思惑から下値を売り叩く動きもみられない。個別では引き続き総合商社株が買われ、通信株の下げが目立つ。全体売買代金は1兆8000億円台と低調で3営業日ぶりに2兆円台を下回った。
【市況】日経平均は小幅反落、方向感乏しく1円安/相場概況
日経平均は小幅反落。8月31日の米国市場でNYダウは反落し、223ドル安となった。米中対立への懸念が強まったが、一方で連邦準備理事会(FRB)高官の発言を受けて長期金利の低下とともにハイテク株が上昇。ナスダック総合指数は過去最高値を更新した。本日の日経平均は前日に一時400円を超える上昇となった反動もあり、NYダウ同様に利益確定売り優勢で50円安からスタート。ただ、値がさグロース(成長)株の一角や商社株が買われたことなどから下値も堅く、前日終値を挟み方向感に乏しい展開となった。
大引けの日経平均は前日比1.69円安の23138.07円となった。東証1部の売買高は10億2769万株、売買代金は1兆8612億円だった。業種別では、その他製品、精密機器、卸売業が上昇率上位だった。一方、陸運業、水産・農林業、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の42%、対して値下がり銘柄は54%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 小反落、模様眺めムードでもみ合いに終始 (9月1日)
1.日経平均はわずかながら反落、模様眺めムードで小動き
2.前日の米株市場は主要株指数高安まちまちで手掛かり材料難
3.自民党総裁選は菅氏優勢との見方でマーケットには安心感も
4.個別は総合商社株の上げと通信セクターの下げが明暗分ける
5.全体売買代金は再び低調、2兆円台を3営業日ぶりに下回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比223ドル安と4日ぶりに反落した。ウォルト・ディズニーやボーイングなど景気敏感株を中心に利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、模様眺めムードが強く日経平均株価は前日の終値を挟み方向感なくもみ合った。上値は重い一方、下値に対しても頑強で小幅な値動きに終始した。
前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちでナスダック総合指数は最高値を更新したもののNYダウは反落となった。これを受けて本日の東京市場も気迷いムードで朝方安く始まり、その後も方向感に乏しいなか、2万3000円台前半でのもみ合いに終始。前日に日経平均は高かったとはいえ、後半伸び悩む展開で戻り売り圧力も意識された。きょうも薄商いのなか上値を買い進む動きは限定的だった。ただ、一方で押し目買いは厚い。自民党総裁選では菅官房長官が優勢との見方が強く、その場合はこれまでの安倍政権の政策路線を踏襲するとの思惑から下値を売り叩く動きもみられない。個別では引き続き総合商社株が買われ、通信株の下げが目立つ。東証1部の売買代金は1兆8000億円台と低調で3営業日ぶりに2兆円台を下回った。
日経平均・・・23138.07円 -1.69円
TOPIX・・・1615.81円 -2.37円
JPX日経400・・・14597.58円 -13.68円
日経JASDAQ・・・3543.77円 11.83円
東証マザーズ・・・1154.51円 32.87円
米ドル円・・・105.91円 0.09円
ユーロ/円・・・126.94円 1.1円
NYダウ・・・28430.05円 -223.82円
NASDAQ・・・11775.45円 79.82円
上海総合・・・3410.6円 14.92円
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