【市況】東京株式(大引け)=日経平均は326円安、安倍首相辞任の報道で後場急落
28日の東京株式市場で日経平均株価は後場急落。安倍首相が辞任の意向を固めたとの報道が流れたことを受け、株価はそれまでの上昇から一転して大幅安となった。
大引けの日経平均株価は前日比326円21銭安の2万2882円65銭。東証1部の売買高概算は16億6610万株。売買代金概算は2兆8251億4300万円となった。値上がり銘柄数は568、値下がり銘柄数は1543、変わらずは58銘柄だった。
前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けNYダウが上昇したことを受け、東京株式市場は朝方から底堅く推移。日経平均株価は100円を超す上昇となる場面もあった。しかし、午後2時過ぎに「安倍首相が辞任の意向を固める」との報道が流れると、市場のムードは急変して売りが膨らみ、日経平均株価は一時600円を超す下落となった。ただ、引けにかけ下げ渋り、結局300円強の下落で取引を終えた。
【市況】日経平均は3日続落、首相辞意報道で急落/相場概況
日経平均は3日続落。27日の米国市場でNYダウは続伸し、160ドル高となった。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受け、低金利が長期にわたり維持されるとの思惑が強まった。本日の日経平均は米株高や円安を好感して23円高からスタート。寄り付き後は今夕の安倍晋三首相の会見内容を見極めたいとの思惑などから一進一退の展開だったが、後場に入るとアジア株高を背景に強含みとなった。ただ、安倍首相が周辺に辞意を表明したと伝わると22594.79円(前日比614.07円安)まで急落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比326.21円安の22882.65円となった。東証1部の売買高は16億6610万株、売買代金は2兆8251億円と6月19日以来の大きさだった。業種別では、情報・通信業、電気機器、小売業が下落率上位だった。一方、保険業、銀行業、不動産業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の71%、対して値上がり銘柄は26%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、安倍首相辞任の報道で一時600円安 (8月28日)
1.日経平均は前日比332円安、一時600円安の急落と大荒れに
2.午後2時過ぎに安倍首相が辞任の意向と報道が伝わり相場は大幅安
3.パウエルFRB議長の発言を受けNYダウは上昇、米長期金利も反発に
4.SBGやソニー、トヨタといった主力株は売りに押される展開に
5.ムサシやイムラ封筒といった選挙関連株が買い物を集めて急伸する
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比160ドル高と続伸した。パウエルFRB議長が2%を超えるインフレ期間を容認することを表明したことを受け、景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は後場急落。安倍首相が辞任の意向を固めたとの報道が流れたことを受け、株価はそれまでの上昇から一転して大幅安となった。
前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けNYダウが上昇したことを受け、東京株式市場は朝方から底堅く推移。日経平均は100円を超す上昇となる場面もあった。しかし、午後2時過ぎに「安倍首相が辞任の意向を固める」との報道が流れると、市場のムードは急変して売りが膨らみ、日経平均は一時600円を超す下落となった。ただ、引けにかけ下げ渋り、結局300円強の下落で取引を終えた。
日経平均・・・22882.65円 -326.21円
TOPIX・・・1604.87円 -11.02円
JPX日経400・・・14484.26円 -89.82円
日経JASDAQ・・・3478.19円 -59.8円
東証マザーズ・・・1081.57円 -52.85円
米ドル円・・・105.34円 -0.66円
ユーロ/円・・・125.49円 0.05円
NYダウ・・・28492.27円 160.35円
NASDAQ・・・11625.33円 -39.72円
上海総合・・・3403.8円 53.69円
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