【市況】東京株式(大引け)=35円安と小幅続落、日銀ETF買い期待で下げ渋る
27日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落。4連休明けとなったこの日は、朝方は大幅安でスタートしたが、日銀のETF買いへの期待も強く、売り一巡後は下げ渋る動きとなった。
大引けの日経平均株価は22日終値に比べ35円76銭安の2万2715円85銭。東証1部の売買高概算は11億6056万株。売買代金概算は2兆1066億3900万円となった。値上がり銘柄数は1424と全体の約65%、値下がり銘柄数は683、変わらずは65銘柄だった。
先週末24日の米株式市場は、NYダウが前日比182ドル安と続落。米インテル株が急落したほか、米中対立の深刻化が懸念された。為替も1ドル=105円後半に円高が進んだ。これを受けた27日の東京市場で、日経平均株価は朝方に一時300円を超す下落となる場面があった。ただ、売り一巡後は下値に買いが入り下げ渋った。日銀ETF買いへの期待も強く、後場に入り下げ幅は一段と縮小した。売り方の買い戻しも入った様子だ。
【市況】日経平均は小幅続落、ギャップダウンスタートも下げ渋り/相場概況
日経平均は小幅続落。日本の4連休中、米国市場では決算が期待に届かなかったハイテク株を中心に売りが出て、NYダウは23日、24日と続けて3ケタの下落となった。失業保険申請件数の増加や与党・共和党の経済対策案における失業給付の増額縮小、米中対立激化なども懸念された。連休明けの日経平均はこうした流れから255円安でスタートすると、朝方には一時22429.57円(前営業日比322.04円安)まで下落。しかし、中国株が落ち着いた値動きだったほか、日銀の上場投資信託(ETF)買い観測も支えとなって下げ渋った。
大引けの日経平均は前営業日比35.76円安の22715.85円となった。東証1部の売買高は11億6056万株、売買代金は2兆1066億円だった。業種別では、海運業、精密機器、証券が下落率上位だった。一方、電気・ガス業、保険業、水産・農林業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の31%、対して値上がり銘柄は66%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、一時大幅安も日銀のETF買い期待で下げ渋る (7月27日)
1.日経平均は前日比35円安と小幅続落、一時300円超安も下げ渋る
2.米中対立の深刻化などが懸念され、為替は1ドル=105円後半の円高へ
3.日銀のETF買いへの期待強く、下げ幅は限定的で売り方の買い戻しも流入
4.米インテル株の急落を受け、東エレクやイビデンなど半導体株が売られる
5.金価格は9年ぶりに最高値を更新し、住友鉱や豊商事などに買いが集まる
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比182ドル安と続落した。最先端半導体の発売の遅れを発表したインテルが急落し、これにツレ安する形で半導体関連の一角が売られたことが響いた。
東京市場では、日経平均株価は小幅続落。4連休明けとなったこの日は、朝方は大幅安でスタートしたが、日銀のETF買いへの期待も強く、売り一巡後は下げ渋る動きとなった。
先週末24日の米株式市場は、NYダウが前日比182ドル安と続落。米インテル株が急落したほか、米中対立の深刻化が懸念された。為替も1ドル=105円後半に円高が進んだ。これを受けた27日の東京市場で、日経平均は朝方に一時300円を超す下落となる場面があった。ただ、売り一巡後は下値に買いが入り下げ渋った。日銀ETF買いへの期待も強く、後場に入り下げ幅は一段と縮小した。売り方の買い戻しも入った様子だ。
日経平均・・・22715.85円 -35.76円
TOPIX・・・1576.69円 3.73円
JPX日経400・・・14210.29円 23.41円
日経JASDAQ・・・3456.9円 5.38円
東証マザーズ・・・994.45円 -18.15円
米ドル円・・・105.33円 -1.58円
ユーロ/円・・・123.67円 0.53円
NYダウ・・・26469.89円 -182.44円
NASDAQ・・・10363.17円 -98.24円
上海総合・・・3205.22円 8.45円
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