【市況】東京株式(大引け)=99円安、利益確定売りに押されるも下げ幅は限定的
7日の東京株式市場は、前日の欧米株市場が高かったものの、日経平均は前日に大きく上昇した反動で上値を追い切れず、利益確定の動きが優勢となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比99円75銭安の2万2614円69銭と4日ぶり反落。東証1部の売買高概算は10億9360万株、売買代金概算は2兆1263億8000万円。値上がり銘柄数は805、対して値下がり銘柄数は1281、変わらずは84銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の中国・上海株市場を起点とする世界株高の流れに乗り切れない展開となった。米国株市場ではNYダウなど主要株指数が揃って大幅高となりナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新したが、日経平均はこれに先立って前日に大きく買われていたこともあって、朝方からマイナス圏でのスタートとなった。取引時間中は上海株市場が強い動きを継続したことで下げ渋る場面もあったが、前場後半からは再び売りに押される流れとなった。ETFの決算に絡む分配金捻出のための換金売り圧力が指摘されるなか、積極的に買い向かう動きはみられなかった。ただ、半導体関連株が買いを集めるなどハイテク関連は強い動きを示す銘柄も多く、日経平均の下げ幅も限定的。値下がり銘柄数も東証1部全体の6割にとどまっている。
【市況】日経平均は4日ぶり反落、利益確定売り優勢で軟調もみ合い/相場概況
日経平均は4日ぶり反落。連休明けとなった6日の米国市場でNYダウは続伸し、459ドル高となった。中国株高の流れを引き継いで買いが先行し、6月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況指数が予想以上に改善したことも投資家心理を一段と上向かせた。ただ、日経平均も前日、中国株高につれて400円超上昇しており、本日は利益確定売り優勢で64円安からスタート。前場中ごろを過ぎると22540.44円(前日比174.00円安)まで下落する場面があり、その後は軟調もみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比99.75円安の22614.69円となった。東証1部の売買高は10億9360万株、売買代金は2兆1263億円だった。業種別では、陸運業、医薬品、電気・ガス業が下落率上位だった。一方、その他製品、情報・通信業、サービス業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の59%、対して値上がり銘柄は37%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、前日急伸の反動で利益確定売り優勢 (7月7日)
1.日経平均は4日ぶり反落、前日の急伸の反動で売り優勢に
2.上海株は引き続き堅調だが、東京市場は利食い圧力表面化
3.ETFの決算に絡む分配金捻出の売りが警戒される状況に
4.半導体関連株に買われるものが目立ち、全体相場を下支え
5.下げ幅も限定的で値下がり銘柄数は全体の6割にとどまる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前営業日比459ドル高と続伸した。上海総合指数が大幅高となったほか、米国の6月ISM非製造業景況感指数が市場予想を大きく上回る57.1と好調だったことが好感された。
東京市場では、前日の欧米株市場が高かったものの、日経平均株価は前日に大きく上昇した反動で上値を追い切れず、利益確定の動きが優勢となった。
7日の東京市場は、前日の中国・上海株市場を起点とする世界株高の流れに乗り切れない展開となった。米国株市場ではNYダウなど主要株指数が揃って大幅高となりナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新したが、日経平均はこれに先立って前日に大きく買われていたこともあって、朝方からマイナス圏でのスタートとなった。取引時間中は上海株市場が強い動きを継続したことで下げ渋る場面もあったが、前場後半からは再び売りに押される流れとなった。ETFの決算に絡む分配金捻出のための換金売り圧力が指摘されるなか、積極的に買い向かう動きはみられなかった。ただ、半導体関連株が買いを集めるなどハイテク関連は強い動きを示す銘柄も多く、日経平均の下げ幅も限定的。値下がり銘柄数も東証1部全体の6割にとどまっている。
日経平均・・・22614.69円 -99.75円
TOPIX・・・1571.71円 -5.44円
JPX日経400・・・14184.53円 -50.43円
日経JASDAQ・・・3432.73円 8.59円
東証マザーズ・・・1007.3円 17.27円
米ドル円・・・107.61円 0.02円
ユーロ/円・・・121.53円 -0.02円
NYダウ・・・26287.03円 459.67円
NASDAQ・・・10433.64円 226.02円
上海総合・・・3345.33円 12.45円
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