【市況】東京株式(大引け)=87円安、円高受けた利益確定売りで7日ぶり反落
9日の東京株式市場は為替の円高などを嫌気して利益確定売り圧力が強まり、日経平均は反落。ただ、下値では押し目買いや買い戻しが入り下げ幅は限定的だった。
大引けの日経平均株価は前営業日比87円07銭安の2万3091円03銭と7日ぶり反落。東証1部の売買高概算は15億2158万株、売買代金概算は2兆5070億円。値上がり銘柄数は853、対して値下がり銘柄数は1219、変わらずは97銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが連日の大幅高となり、ナスダック総合指数は過去最高値を更新した。しかし、一方で外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが強まり、一時1ドル=108円台を割り込む円高に振れ、これが輸出株を中心に利益確定の売りを誘発した。ここ順調に戻り足を強めていた鉄鋼や海運、非鉄などに売りが目立った。日経平均は一時250円近い下げで2万3000円台を割り込む場面もあったが、後場後半は押し目買いや空売り買い戻しの動きが出て下げ渋り、結局大引け時点の下げ幅は100円以内にとどまった。TOPIXの下げは更に軽微だった。中国や香港などアジア株市場が堅調な値動きを示したことが、投資家心理を支える形となった。
【市況】日経平均は7日ぶり反落、円高で利益確定売り優勢、終値23000円台維持/相場概況
日経平均は7日ぶり反落。8日の米国市場ではNYダウが461ドル高と6日続伸し、ナスダック総合指数は過去最高値を更新した。前週末に発表された5月雇用統計やニューヨーク市の活動再開などを受け、景気回復への期待が一段と高まった。ただ、米長期金利の低下とともに為替相場が円高方向に振れ、本日の日経平均は42円安からスタート。前日に節目の23000円台を回復したことで、高値警戒感から朝方に22933.14円(前日比244.96円安)まで下落する場面もあったが、アジア株の堅調推移などが支援材料となり下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比87.07円安の23091.03円となった。東証1部の売買高は15億2158万株、売買代金は2兆5070億円だった。業種別では、鉄鋼、海運業、非鉄金属が下落率上位だった。一方、電気・ガス業、保険業、食料品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の56%、対して値上がり銘柄は39%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 7日ぶり反落、円高受け利益確定売りも下げ幅限定的 (6月9日)
1.日経平均は7日ぶり反落、フシ目の2万3000円大台は維持
2.前日の米株市場ではナスダック指数が最高値更新、リスクオン続く
3.外国為替市場で1ドル108円を割り込む円高に振れ利食いを誘発
4.鉄鋼や海運、非鉄など景気敏感セクターへの利益確定売りが目立つ
5.アジア株高を横目に押し目買いや買い戻しが入り下げ幅は限定的に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比461ドル高と6日続伸した。ニューヨーク市の経済活動の再開に向けた期待が強く、景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、為替の円高などを嫌気して利益確定売り圧力が強まり、日経平均株価は反落。ただ、下値では押し目買いや買い戻しが入り下げ幅は限定的だった。
9日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが連日の大幅高となり、ナスダック総合指数は過去最高値を更新した。しかし、一方で外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが強まり、一時1ドル=108円台を割り込む円高に振れ、これが輸出株を中心に利益確定の売りを誘発した。ここ順調に戻り足を強めていた鉄鋼や海運、非鉄などに売りが目立った。日経平均は一時250円近い下げで2万3000円台を割り込む場面もあったが、後場後半は押し目買いや空売り買い戻しの動きが出て下げ渋り、結局大引け時点の下げ幅は100円以内にとどまった。TOPIXの下げは更に軽微だった。中国や香港などアジア株市場が堅調な値動きを示したことが、投資家心理を支える形となった。
日経平均・・・23091.03円 -87.07円
TOPIX・・・1628.43円 -2.29円
JPX日経400・・・14676.32円 -17.8円
日経JASDAQ・・・3482.23円 6.84円
東証マザーズ・・・1020.88円 8.83円
米ドル円・・・108.2円 -1.28円
ユーロ/円・・・122.02円 -1.69円
NYダウ・・・27572.44円 461.46円
NASDAQ・・・9924.74円 110.66円
上海総合・・・2956.11円 18.34円
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