【市況】東京株式(大引け)=81円高、欧米株高に追随も上値重い展開に
4日の東京株式市場は日経平均が前日終値を挟み方向感の定まらない動きをみせたが、後場は主力株などに買いが集まりプラス圏で引けた。
大引けの日経平均株価は前営業日比81円98銭高の2万2695円74銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は15億1632万株、売買代金概算は2兆6913億3000万円。値上がり銘柄数は1032、対して値下がり銘柄数は1026、変わらずは111銘柄だった。
きょうの東京市場は前日の欧米株高を受け、リスク選好ムードのなか始まり、寄り付き直後に日経平均が2万2900円台に乗せる場面があったが、その後は個人投資家を中心とする利益確定売りに値を消し、一時はマイナス圏で推移する場面もあった。米国の経済指標を受けた景気底入れ期待や為替の円安進行がポジティブ材料となる一方、騰落レシオやRSIなどのテクニカル指標が過熱ゾーンにあり高値警戒感も募っている。日本時間今晩に予定されるECB理事会の結果を前に金融緩和策の強化に動くとの思惑が全体指数を支え、後場は再びプラス圏に切り返したが上値も重かった。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がいずれも1000を超え、ほぼ拮抗する状況となっている。
【市況】日経平均は4日続伸、各国経済指標を受けてセンチメントは一層向上、買い戻し進展/相場概況
日経平均は4日続伸した。前日の米株式市場では、中国の好調な経済指標や米国の5月経済指標が予想を上回ったとからV字型回復への期待が高まり、また、米国政府が第4弾の経済支援策を検討中との報道も好感され、NYダウなどは引けにかけて上げ幅を拡大した。本日の東京市場ではこの流れを引き継ぎ、日経平均は上昇してスタートした。為替が一時1ドル109円台に乗せるなど円安進展も相場をけん引した。ただ、節目の2万3000円を目前とした水準では、高値警戒感から利益確定売りが出やすく、上げ幅を縮小して前場を終えた後、後場にはマイナスに転じる場面もみられた。しかし、22500円付近まで下げてからは昨日と同様、下値を拾う動きもみられ、その後はじり高基調となった。
大引けの日経平均は前日比81.98円高の22695.74円となった。東証1部の売買高は15億1632万株、売買代金は2兆6913億円だった。セクター別では売り買いが拮抗し、東証33業種中19業種がプラス、上昇率上位にはパルプ・紙、食料品、精密機器、保険業などが並んだ。一方、鉱業、空運業、石油・石炭製品、鉄鋼、海運業などが下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の47.5%、対して値下がり銘柄は47.3%であった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、欧米株高や円安が追い風も上値は重い (6月4日)
1.日経平均は4日続伸、欧米株高に追随も上値重い展開
2.米経済指標を受けた景気底入れ期待や円安がプラス材料に
3.騰落レシオなどテクニカル指標の過熱感を警戒する動きも
4.後場はECB理事会での金融緩和策を期待した買いを誘導
5.主力株は強さ発揮も、値上がり銘柄数と値下がり数が拮抗
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比527ドル高と3日続伸した。米国の5月ADP雇用統計やISM非製造業指数が市場予想を上回ったことが好感され買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価が前日終値を挟み方向感の定まらない動きをみせたが、後場は主力株などに買いが集まりプラス圏で引けた。
4日の東京市場は、前日の欧米株高を受け、リスク選好ムードのなか始まり、寄り付き直後に日経平均が2万2900円台に乗せる場面があったが、その後は個人投資家を中心とする利益確定売りに値を消し、一時はマイナス圏で推移する場面もあった。米国の経済指標を受けた景気底入れ期待や為替の円安進行がポジティブ材料となる一方、騰落レシオやRSIなどのテクニカル指標が過熱ゾーンにあり高値警戒感も募っている。日本時間今晩に予定されるECB理事会の結果を前に金融緩和策の強化に動くとの思惑が全体指数を支え、後場は再びプラス圏に切り返したが上値も重かった。東証1部の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がいずれも1000を超え、ほぼ拮抗する状況となっている。
日経平均・・・22695.74円 81.98円
TOPIX・・・1603.82円 4.74円
JPX日経400・・・14454.87円 43.34円
日経JASDAQ・・・3432.81円 -5.28円
東証マザーズ・・・990.74円 -12.57円
米ドル円・・・108.9円 0.16円
ユーロ/円・・・121.97円 0.02円
NYダウ・・・26269.89円 527.24円
NASDAQ・・・9682.91円 74.53円
上海総合・・・2919.25円 -4.12円
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