【市況】東京株式(大引け)=148円高、リスクオン継続で3カ月ぶり高値水準に
27日の東京株式市場は目先利益確定売りをこなし、リスクを取る動きが優勢となった。日経平均は2月27日以来約3カ月ぶりの高値をつけた。
大引けの日経平均株価は前営業日比148円06銭高の2万1419円23銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は17億6330万株、売買代金概算は2兆8756億8000万円。値上がり銘柄数は1431、対して値下がり銘柄数は662、変わらずは77銘柄だった。
きょうの東京市場は、日経平均が後場に入り上げ足を強めた。前日の米国株市場ではNYダウが大幅高となったものの、日経平均は前日までの2日間で880円強の上昇をみせていたこともあり、朝方は上値が重くマイナス圏で推移する場面もあった。「香港版国家安全法」などに絡み米中対立の構図が深まるなか、貿易摩擦に対する警戒感もくすぶる。しかし、主要国の経済活動再開を受けた景気底入れ期待を背景に下値は拾われ、後場に入ると先物への買い戻しを絡め日経平均はプラス圏で頑強な値動きをみせた。半導体セクターは利食われるものが目立ったが、米株市場の地合いを引き継ぎ銀行株などへの買いが目立った。東証1部全体の66%の銘柄が高く、売買代金は2兆8000億円台まで膨らんだ。
【市況】日経平均は3日続伸、利益確定売りこなし後場強含み/相場概況
日経平均は3日続伸。連休明け26日の米国市場でNYダウは529ドル高と大幅に反発し、終値でおよそ2カ月半ぶりの高値となった。経済活動の再開拡大や新型コロナウイルスのワクチン開発への取り組みが好感された。一方、日経平均はここ2日で900円近く上昇していたため、本日はやや利益確定売り優勢で21円安と小安くスタート。前場は前日終値を挟み方向感に乏しい展開だったが、後場に入るとNYダウ先物の時間外取引での上昇につれて強含み、21475.68円(前日比204.51円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比148.06円高の21419.23円となった。終値としては2月27日以来、3カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は17億6330万株、売買代金は2兆8756億円と4月30日以来の大きさ。業種別では、証券、鉄鋼、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、空運業、陸運業、不動産業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は31%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、リスク選好の買いで3ヵ月ぶりの高値 (5月27日)
1.日経平均は3日続伸、2月27日以来3ヵ月ぶり高値に浮上
2.米中対立を警戒し、朝方は上値が重くマイナス圏推移の場面も
3.後場に入ると先物への買い戻しを絡め、日経平均は頑強な値動き
4.半導体関連に利食われる銘柄目立つも、銀行株が買われる展開に
5.66%の銘柄が上昇、売買代金は2兆8000億円台まで膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比529ドル高と3日ぶりに大幅に反発した。経済活動の再開と新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待が高まり買いが優勢となった。
東京市場では目先の利益確定売りをこなし、リスクを取る動きが優勢となった。日経平均株価は2月27日以来約3ヵ月ぶりの高値をつけた。
27日の東京市場は、日経平均が後場に入り上げ足を強めた。前日の米国株市場ではNYダウが大幅高となったものの、日経平均は前日までの2日間で880円強の上昇をみせていたこともあり、朝方は上値が重くマイナス圏で推移する場面もあった。「香港版国家安全法」などに絡み米中対立の構図が深まるなか、貿易摩擦に対する警戒感もくすぶる。しかし、主要国の経済活動再開を受けた景気底入れ期待を背景に下値は拾われ、後場に入ると先物への買い戻しを絡め日経平均はプラス圏で頑強な値動きをみせた。半導体セクターは利食われるものが目立ったが、米株市場の地合いを引き継ぎ銀行株などへの買いが目立った。東証1部全体の66%の銘柄が高く、売買代金は2兆8000億円台まで膨らんだ。
日経平均・・・21419.23円 148.06円
TOPIX・・・1549.47円 14.74円
JPX日経400・・・13933.23円 125.62円
日経JASDAQ・・・3390.5円 16.38円
東証マザーズ・・・955.63円 3.05円
米ドル円・・・107.65円 -0.17円
ユーロ/円・・・118.41円 0.52円
NYダウ・・・24995.11円 529.95円
NASDAQ・・・9340.22円 15.63円
上海総合・・・2836.8円 -9.74円
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