【市況】東京株式(大引け)=161円高、米株安も利食いこなし上値指向継続
20日の東京株式市場は、前日の米株安にもかかわらず買いの勢いが勝り、日経平均は上値指向を継続。大引けは伸び悩んだものの2万600円近辺まで上昇した。
大引けの日経平均株価は前営業日比161円70銭高の2万595円15銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は12億1446万株、売買代金概算は2兆1730億2000万円。値上がり銘柄数は1395、対して値下がり銘柄数は682、変わらずは93銘柄だった。
きょうの東京市場は、引き続きリスクを取る動きが優勢で目先筋の利益確定売りを吸収した。前日の米国株市場では米製薬ベンチャーによる新型コロナウイルスのワクチン開発に対する懐疑的な見方などが重しとなり、NYダウをはじめ主要株指数が下落したが、日経平均は小幅高でスタートした後、漸次水準を切り上げる強調展開となった。米中対立の先鋭化を嫌気するムードも貿易交渉第1段階の合意を破棄しない姿勢が伝わったことで懸念が後退した。国内企業の決算発表が一巡し、経済活動の再開に対する期待が改めて全体相場を押し上げている。前日のパウエルFRB議長の経済対策に前向きな議会証言なども好感された。業種別には非鉄株の上げが目立つ一方、銀行株が軟調だった。売買代金は前日を下回ったが、2兆円台はキープしている。
【市況】日経平均は4日続伸、政策期待や米中懸念後退で/相場概況
日経平均は4日続伸。19日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反落し、390ドル安となった。新型コロナウイルスワクチンへの期待がはく落した格好だが、主力ハイテク株の一角は上場来高値を更新。また、日銀が22日に臨時の金融政策決定会合を開くと発表し、本日の日経平均は政策期待の高まりなどから21円高でスタートした。米政府高官が米中通商合意の維持を示唆したことも伝わって、寄り付き後の日経平均は上げ幅を拡大し、後場中ごろには20684.46円(前日比251.01円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比161.70円高の20595.15円となった。東証1部の売買高は12億1446万株、売買代金は2兆1730億円だった。業種別では、非鉄金属、石油・石炭製品、建設業が上昇率上位だった。一方、銀行業、パルプ・紙、輸送用機器が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の64%、対して値下がり銘柄は31%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、米株安もリスク選好の買い継続 (5月20日)
1.日経平均は4日続伸、米株安もリスク選好の流れ変わらず
2.米中対立も、貿易交渉第1段階合意の破棄ないと伝わり安心感
3.国内企業の決算発表一巡で経済活動再開への期待強まる流れに
4.パウエルFRB議長などによる経済対策に前向きな発言も好感
5.業種別では非鉄株の上げが目立つ一方、銀行株が軟調な動きに
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比390ドル安と4日ぶりに反落した。前日急伸した反動や新型コロナウイルスのワクチンに対して懐疑的な見方が浮上したことも嫌気された。
東京市場では、前日の米株安にもかかわらず買いの勢いが勝り、日経平均株価は上値指向を継続。大引けは伸び悩んだものの2万0600円近辺まで上昇した。
20日の東京市場は、引き続きリスクを取る動きが優勢で目先筋の利益確定売りを吸収した。前日の米国株市場では米製薬ベンチャーによる新型コロナウイルスのワクチン開発に対する懐疑的な見方などが重しとなり、NYダウをはじめ主要株指数が下落したが、日経平均は小幅高でスタートした後、漸次水準を切り上げる強調展開となった。米中対立の先鋭化を嫌気するムードも貿易交渉第1段階の合意を破棄しない姿勢が伝わったことで懸念が後退した。国内企業の決算発表が一巡し、経済活動の再開に対する期待が改めて全体相場を押し上げている。前日のパウエルFRB議長の経済対策に前向きな議会証言なども好感された。業種別には非鉄株の上げが目立つ一方、銀行株が軟調だった。東証1部の売買代金は前日を下回ったが、2兆円台はキープしている。
日経平均・・・20595.15円 161.7円
TOPIX・・・1494.69円 8.64円
JPX日経400・・・13442.89円 88.5円
日経JASDAQ・・・3299.54円 26.33円
東証マザーズ・・・909.98円 29.36円
米ドル円・・・107.62円 0.21円
ユーロ/円・・・117.94円 0.56円
NYダウ・・・24206.86円 -390.51円
NASDAQ・・・9185.1円 -49.72円
上海総合・・・2883.73円 -14.83円
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