【市況】東京株式(大引け)=99円安、米中対立懸念も後場下げ渋る
13日の東京株式市場は前日の米株安を受け、戻り売り圧力が意識される展開となり日経平均は続落。ただ、下げ一巡後は押し目買いで下げ幅を縮小した。
大引けの日経平均株価は前営業日比99円43銭安の2万267円05銭と続落。東証1部の売買高概算は13億1925万株、売買代金概算は2兆3290億1000万円。値上がり銘柄数は975、対して値下がり銘柄数は1103、変わらずは93銘柄だった。
きょうの東京市場は軟調な地合いで、日経平均は一時300円を超える下落となり2万円大台攻防も意識させたが、その後は緊急事態宣言の一部解除見通しなどが伝わり、押し目買いが入り下げ渋った。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が再燃するなか、前日の米株市場では米中対立が先鋭化することへの懸念も加わってNYダウなど主要株指数が大きく下げており、東京市場でもリスクを取りづらい環境だった。ただ、朝安後は徐々に態勢を立て直し、後場も日銀のETF買い観測が下支えとなったほか、中国株や韓国株などアジア株市場が切り返す動きを見せたことなどを横目に、日経平均も漸次戻り足に。終盤はややまとまった売りが出て押し下げられたが、下げ幅は100円未満におさまった。値下がり銘柄数も全体の5割強にとどまっている。
【市況】日経平均は続落、コロナ第2波や米中摩擦を警戒/相場概況
日経平均は続落。12日の米国市場でNYダウは続落し、457ドル安となった。国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長の議会証言などから新型コロナウイルスの感染第2波に対する警戒感が高まり、上院議員らが対中制裁法案を提出したことで米中摩擦への懸念も広がった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで225円安からスタートすると、朝方には一時20056.46円(前日比310.02円安)まで下落。その後、日銀による上場投資信託(ETF)買い実施への期待などを支えに下げ渋る展開となった。
大引けの日経平均は前日比99.43円安の20267.05円となった。東証1部の売買高は13億1925万株、売買代金は2兆3290億円だった。業種別では、保険業、鉄鋼、パルプ・紙が下落率上位だった。一方、精密機器、医薬品、ゴム製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の51%、対して値上がり銘柄は45%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、米中対立懸念でリスク回避の売り優勢 (5月13日)
1.日経平均は続落、米株大幅安を受けリスク回避の売り優勢
2.米中対立懸念や新型コロナ感染第2波への警戒感が重荷に
3.下値では緊急事態宣言の一部解除見通し受け押し目買いも
4.一時300円超安も日銀ETF買い観測を支えに後半戻す
5.アジア株切り返し、値下がり銘柄数も5割程度にとどまる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比457ドル安と続落した。新型コロナウイルスの感染者数が中国や韓国、ドイツで増加しており、感染の第2波を警戒した売りが優勢となった。
東京市場では前日の米株安を受け、戻り売り圧力が意識される展開となり日経平均株価は続落。ただ、下げ一巡後は押し目買いで下げ幅を縮小した。
13日の東京市場は、軟調な地合いで、日経平均は一時300円を超える下落となり2万円大台攻防も意識させたが、その後は緊急事態宣言の一部解除見通しなどが伝わり、押し目買いが入り下げ渋った。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が再燃するなか、前日の米株市場では米中対立が先鋭化することへの懸念も加わってNYダウなど主要株指数が大きく下げており、東京市場でもリスクを取りづらい環境だった。ただ、朝安後は徐々に態勢を立て直し、後場も日銀のETF買い観測が下支えとなったほか、中国株や韓国株などアジア株市場が切り返す動きを見せたことなどを横目に、日経平均も漸次戻り足に。終盤はややまとまった売りが出て押し下げられたが、下げ幅は100円未満におさまった。東証1部の値下がり銘柄数も全体の5割強にとどまっている。
日経平均・・・20267.05円 -99.43円
TOPIX・・・1474.69円 -2.03円
JPX日経400・・・13223.54円 -3.37円
日経JASDAQ・・・3267.73円 6.27円
東証マザーズ・・・838.61円 4.87円
米ドル円・・・106.95円 -0.6円
ユーロ/円・・・116.24円 -0.08円
NYダウ・・・23764.78円 -457.21円
NASDAQ・・・9002.55円 -189.79円
上海総合・・・2898.04円 6.49円
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