【市況】東京株式(大引け)=373円高と大幅に3日続伸、一時1万9000円台回復
7日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸。きょう新型コロナウイルスの感染拡大に対応する「緊急事態宣言」が発表される見込みだが、同時に公表される事業規模108兆円の「緊急経済対策」などが評価され、売り方の買い戻しが入ったようだ。
大引けの日経平均株価は前日比373円88銭高の1万8950円18銭。東証1部の売買高概算は17億351万株。売買代金概算は2兆8231億600万円となった。値上がり銘柄数は1877と全体の86%、値下がり銘柄数は255、変わらずは36銘柄だった。
6日の米株式市場では、NYダウが前週末比1627ドル高と急伸。新型コロナによる死者数の伸びが鈍化したことなどが評価された。これを受けた、この日の東京市場で日経平均株価は急伸し、上昇幅は一時500円を超し1万9000円台を回復する場面があった。後場に入ってからは、売りが優勢で日経平均は一時マイナス圏に下落したが、引けにかけ買い戻しが膨らみ、結局300円を超える上昇で取引を終えた。
【市況】日経平均は大幅に3日続伸、米株高引き継ぐも一進一退/相場概況
日経平均は大幅に3日続伸。6日の米国市場でNYダウは大幅に反発し、1627ドル高となった。欧米で新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化しつつあるとの期待が高まった。本日の日経平均もこうした流れを引き継ぎ302円高からスタートすると、朝方には一時19162.52円(前日比586.22円高)まで上昇。その後、今夕に予定される緊急事態宣言の発令を前に、国内における新型コロナの影響長期化への懸念からマイナスに転じる場面も見られたが、引けにかけて再び強含んだ。
大引けの日経平均は前日比373.88円高の18950.18円となった。東証1部の売買高は17億0351万株、売買代金は2兆8231億円だった。業種別では、前日に続き全33業種がプラスとなり、ガラス・土石製品、サービス業、ゴム製品、金属製品、建設業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は12%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、NYダウ急伸と108兆円の緊急経済対策で買い先行 (4月7日)
1.日経平均は373円高と大幅に3日続伸、一時1万9000円台を回復
2.前日のNYダウは1627ドル高と急伸、新型コロナ感染拡大の鈍化兆しで買い優勢
3.事業規模108兆円の緊急経済対策などを評価し売り方が買い戻しも
4.SUBARUなど自動車株や東エレクなど半導体関連株に買い戻し流入
5.三越伊勢丹や高島屋など百貨店株は外出抑制を警戒し値を下げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比1627ドルと急反発した。米欧で新型コロナウイルス感染症の拡大ペースに鈍化の兆しが見えるとの見方が広がり買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は大幅に3日続伸。本日夕方、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する「緊急事態宣言」が発令される見込みだが、同時に公表される事業規模108兆円の「緊急経済対策」などが評価され、売り方の買い戻しが入ったようだ。
7日の東京市場は、前日のNYダウが1627ドル高と急伸したことに加え、108兆円の「緊急経済対策」が評価され、日経平均は寄り付きから大きく買いが先行。上昇幅は一時580円を超え1万9000円台を回復する場面があった。後場に入ってからは売りが優勢で日経平均は一時マイナス圏に下落したものの、引けにかけて買い戻しが膨らみ、結局370円を超える上昇で取引を終えた。
日経平均・・・18950.18円 373.88円
TOPIX・・・1403.21円 26.91円
JPX日経400・・・12599.59円 244.63円
日経JASDAQ・・・2921.82円 46.86円
東証マザーズ・・・636.59円 21.8円
米ドル円・・・109円 -0.17円
ユーロ/円・・・118.45円 0.36円
NYダウ・・・22679.99円 1627.46円
NASDAQ・・・7913.23円 540.15円
上海総合・・・2820.76円 56.77円
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