【市況】東京株式(大引け)=756円高と大幅高、「緊急事態宣言」を意識し買い戻し
6日の東京株式市場で日経平均株価は大幅高。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政府の「緊急事態宣言」が近いとの見方から買い戻しが流入した。
大引けの日経平均株価は前週末比756円11銭高の1万8576円30銭。東証1部の売買高概算は16億7962万株。売買代金概算は2兆6994億1100万円となった。値上がり銘柄数は2004と全体の92%、値下がり銘柄数は141、変わらずは23銘柄だった。
3日の米株式市場では、NYダウが前日比360ドル安と反落。米雇用統計で新規雇用者数が減少したことなどが警戒されたが、週明け6日の東京市場で日経平均株価は急伸した。市場には「早ければ7日にも緊急事態宣言が行われる」との報道が流れ、これを受け、海外投資家を中心とする売り方の買い戻しが流入したとみられている。全体相場は、ほぼ全面高で日経平均株価は1万8500円を回復した。
【市況】日経平均は大幅続伸、米コロナ拡大や原油安巡る懸念後退/相場概況
日経平均は大幅続伸。3日の米国市場でNYダウは反落し、360ドル安となった。しかし、新型コロナウイルスによるニューヨーク州の1日当たりの死者数が減少に転じたことを受け、ダウ先物が時間外取引で急上昇。国内でも近く緊急事態宣言が発動されると伝わったことで不透明感後退が意識され、週明けの日経平均は37円高からスタートすると上げ幅を大きく広げる展開となった。ロシアとサウジアラビアが原油減産で合意するとの観測も支援材料となり、引けにかけて一時18672.26円(前週末比852.07円高)まで上昇した。
大引けの日経平均は前週末比756.11円高の18576.30円となった。東証1部の売買高は16億7962万株、売買代金は2兆6994億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、海運業、証券、輸送用機器、鉱業、情報・通信業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の92%、対して値下がり銘柄は7%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 急伸・1万8500円回復、「緊急事態宣言」観測で買い戻し膨らむ (4月6日)
1.日経平均は756円高と急伸、東証1部の90%超が上昇と全面高
2.前週末のNYダウが反落したことを受け、朝方は弱含む場面も
3.緊急事態宣言が近いとの報道が伝わり売り方の買い戻しが流入
4.トヨタや日産自、ホンダ、SUBARUといった自動車株が大幅高
5.川本産業や重松製、興研がストップ高とマスク関連株が買われる
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比360ドル安と反落した。新型コロナウイルス感染症の拡大や3月の米雇用統計で雇用者数が9年半ぶりに減少したことを受けて景気への警戒感が強まったことで売りが優勢だった。
週明けの東京市場では、日経平均株価は急伸した。国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府による「緊急事態宣言」が近いとの見方から買い戻しが流入した。
6日の東京市場は、前週末のNYダウが雇用統計の悪化で360ドル安と反落したことを受け、日経平均は朝方にマイナス圏になる場面もあった。その後は「早ければ7日にも緊急事態宣言が行われる」との報道が流れ、海外投資家を中心とする売り方の買い戻しなどが流入し、急速に値を上げた。引けにかけて一段高となった。全体相場は、ほぼ全面高で日経平均は1万8500円を回復した。
日経平均・・・18576.3円 756.11円
TOPIX・・・1376.3円 51.17円
JPX日経400・・・12354.96円 445.12円
日経JASDAQ・・・2874.96円 40.03円
東証マザーズ・・・614.79円 21.16円
米ドル円・・・108.96円 0.75円
ユーロ/円・・・117.6円 0.83円
NYダウ・・・21052.53円 -360.91円
NASDAQ・・・7373.08円 -114.22円
上海総合・・・2763.98円 -16.65円
0コメント