【市況】東京株式(大引け)=246円安と4日続落、1万8000円台を割り込む
2日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落。終値ベースでは先月23日以来の1万8000円割れとなった。
大引けの日経平均株価は前週末比246円69銭安の1万7818円72銭。東証1部の売買高概算は16億4426万株。売買代金概算は2兆5703億2600万円となった。値上がり銘柄数は266と全体の約12%、値下がり銘柄数は1872、変わらずは29銘柄だった。
前日の米株式市場でNYダウが前日比973ドル安と急落したことを受け、東京株式市場も寄り付きから軟調に推移した。日経平均株価は一時350円を超す下落となり、1万7700円台まで値を下げる場面があった。ただ、時間外のNYダウ先物は堅調に推移していることから、下値には買いが入り下げ渋った。
【市況】日経平均は大幅に4日続落、新型コロナによる経済停滞懸念が根強く/相場概況
日経平均は大幅に4日続落。4月1日の米国市場では、米国政府が新型ウイルスによる死亡者数が10万~24万人に達するとの見通しを示し、特に今後2週間は痛みを伴う厳しい状況になると警告すると、企業収益にさらなる悪影響が及ぶとの懸念が高まった。加えて、3月ISM製造業景況指数などの経済指標も景気の悪化を裏付ける結果となり、主要指数は大きく下落した。国内でも昨日には1日当たり過去最高の感染者数を観測しており、リスク回避の流れが継続する形で、本日の日経平均も寄り付きから大きく下落スタート。一時300円超と下げた。ただ、その後は、昨日からの大幅な下落幅を受けた自律反発や日銀による上場投資信託(ETF)買いへの期待から下げ渋り、後場には一時プラス圏に浮上する場面もあった。それでも、引き続き東京のロックダウン(都市封鎖)への警戒感は根強く、再び軟化し、それから大引けにかけては再度じりじりと下げ幅を拡大していった。
大引けの日経平均は前日比246.69円安の17818.72円となった。東証1部の売買高は16億4426万株、売買代金は2兆5703億円だった。業種別では、東証33業種のなかで鉱業、石油、保険の3業種のみプラスで、残る30業種はすべてマイナスとなった。下落率上位では、空運が6%超安、金融が4%超安と下げが目立ち、そのほか、証券、繊維、金属などが並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の86%、対して値上がり銘柄は12%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日続落、NYダウ急落を受け1万8000円割れ (4月2日)
1.日経平均は前日比246円安、3月23日以来の1万8000円割れに
2.1日のNYダウは973ドル安、新型コロナ感染拡大への警戒強い
3.NYダウ先物は堅調に推移し、東京市場も下値には買いが流入
4.米自動車販売不振でSUBARUやマツダなど自動車株が安い
5.政府による布マスク配布の発表でダイトウボウや内外綿など高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウが前日比973ドルと大幅に続落した。新型肺炎拡大による景気失速を警戒、ISM製造業景況感指数の悪化も嫌気された。
東京市場では、日経平均株価は4日続落。終値ベースでは先月23日以来の1万8000円割れとなった。
2日の東京市場は、前日の米株式市場でNYダウが前日比973ドル安と急落したことを受け、寄り付きから軟調に推移した。日経平均は一時350円を超す下落となり、1万7700円台まで値を下げる場面があった。ただ、時間外のNYダウ先物は堅調に推移していることから、下値には買いが入り下げ渋った。
日経平均・・・17818.72円 -246.69円
TOPIX・・・1329.87円 -21.21円
JPX日経400・・・11930.83円 -173.93円
日経JASDAQ・・・2878.14円 -26.81円
東証マザーズ・・・613円 -1.2円
米ドル円・・・107.39円 -0.25円
ユーロ/円・・・117.31円 -0.67円
NYダウ・・・20943.51円 -973.65円
NASDAQ・・・7360.58円 -339.51円
上海総合・・・2780.63円 46.11円
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