【市況】東京株式(大引け)=851円安、先物主導で後場急落展開に
1日の東京株式市場は前日の米株安を受けて売り優勢の展開となり、前場は下げ渋ったものの後場終盤になって一気に下げ幅を拡大、一時1万8000円台を割り込む場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比851円60銭安の1万8065円41銭と大幅安で3日続落。東証1部の売買高概算は16億6142万株、売買代金概算は2兆7205億3000万円。値上がり銘柄数は100、値下がり銘柄数は2056、変わらずは10銘柄だった。
きょうの東京市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化するとの見方から世界経済への影響が改めて懸念され、リスク回避の売りを呼ぶ形となった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数ともに大きく下げたことに加え、取引時間中は米株先物の下げが投資マインドを冷やす背景となった。寄り前に発表された3月の日銀短観は大企業製造業DIが7年ぶりにマイナスに転落、国内景況感の悪化も意識された。後場後半からは外国人とみられる売りで下げが加速する形となり、日経平均は一時1000円を超える下げで1万7000円台まで水準を切り下げる場面もあった。一部の中小型材料株を除き広範囲に売りに晒される形となり、東証1部で2000を超える銘柄が値を下げる全面安症状となっている。
【市況】日経平均は大幅に3日続落、後場急落で一時1000円超安/相場概況
日経平均は大幅に3日続落。31日の米国市場でNYダウは反落し、410ドル安となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、エコノミストが4-6月期国内総生産(GDP)について悲観的な見通しを相次ぎ示した。本日の日経平均も230円安からスタートしたが、日銀による上場投資信託(ETF)買い実施への期待から前場やや下げ渋る場面もあった。しかし、後場に入ると米株価指数先物の下落や東京のロックダウン(都市封鎖)への警戒感から急速に軟化し、引けにかけて一時17871.62円(前日比1045.39円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比851.60円安の18065.41円となった。東証1部の売買高は16億6142万株、売買代金は2兆7205億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、空運業、サービス業、ガラス・土石製品、ゴム製品、証券が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の95%、対して値上がり銘柄は5%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米株安や新型コロナ感染拡大の長期化を懸念 (4月1日)
1.日経平均は大幅に3日続落、一時1000円超安・1万8000円割れ
2.前日の米株安や新型コロナ感染拡大の長期化を懸念
3.日銀短観で大企業製造業DIが7年ぶりマイナスも下押し要因
4.後場後半に海外勢による先物主導の売りで下げが加速
5.東証1部の値下がり銘柄数は2000を超え全面安
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比410ドル安と反落した。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感は強く、全体相場を押し下げた。
東京市場では、前日の米株安を受けて日経平均株価は売り優勢の展開となり、前場は下げ渋ったものの後場終盤になって一気に下げ幅を拡大、一時1万8000円台を割り込む場面もあった。
1日の東京市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化するとの見方から世界経済への影響が改めて懸念され、リスク回避の売りを呼ぶ形となった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数ともに大きく下げたことに加え、取引時間中は米株先物の下げが投資マインドを冷やす背景となった。寄り前に発表された3月の日銀短観は大企業製造業DIが7年ぶりにマイナスに転落、国内景況感の悪化も意識された。後場後半からは外国人とみられる売りで下げが加速する形となり、日経平均は一時1000円を超える下げで1万7000円台まで水準を切り下げる場面もあった。一部の中小型材料株を除き広範囲に売りに晒される形となり、東証1部で2000を超える銘柄が値を下げる全面安症状となっている。
日経平均・・・18065.41円 -851.6円
TOPIX・・・1351.08円 -51.96円
JPX日経400・・・12104.76円 -468.42円
日経JASDAQ・・・2904.95円 -47.84円
東証マザーズ・・・614.2円 -5.89円
米ドル円・・・107.52円 -0.89円
ユーロ/円・・・117.68円 -1.53円
NYダウ・・・21917.16円 -410.32円
NASDAQ・・・7700.09円 -74.05円
上海総合・・・2734.52円 -15.77円
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