【市況】東京株式(大引け)=1050円安、99%の銘柄が下落する売り一色の相場に
9日の東京株式市場は大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は1000円を超える下げとなった。記録的な全面安商状で2万円大台を大きく割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比1050円99銭安の1万9698円76銭と続急落。東証1部の売買高概算は25億1847万株、売買代金概算は3兆4646億4000万円。値上がり銘柄数は22、対して値下がり銘柄数は2138、変わらずは3銘柄だった。
きょうの東京市場は前週末の欧米株市場が急落したうえ、原油市況が大きく下げたことや外国為替市場でリスクオフの円買いが進み、一時1ドル=101円台まで急激な円高が進んだことなどが嫌気され、ほとんどの銘柄が下値を試す波乱展開となった。取引時間中は中国や香港などをはじめアジア株が軒並み大きく売り込まれたことも下げを助長した。新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に与える影響を懸念するムードが一段と強まっており、海外短期筋の先物売りやファンド系資金の実需売りなどが、全体相場を押し下げる格好となった。東証1部の値下がり銘柄数は2138に達し、全体の99%の銘柄が下げる記録的な全面安商状となった。なお、売買代金は3兆4000億円台と膨らんでいる。
【市況】日経平均は大幅続落、原油安や円高で一時1200円超安、2万円割れ/相場概況
日経平均は大幅続落。6日の米国市場でNYダウは続落し、256ドル安となった。世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、景気後退への懸念が一段と高まった。また、産油国が減産交渉で決裂したことを受けて原油相場が急落。週明けの日経平均は406円安からスタートすると下げ幅を拡大する展開となった。朝方には節目の2万円をおよそ1年2カ月ぶりに割り込み、為替相場が一時1ドル=101円台後半まで円高に振れたこともあって、前引けにかけて19472.26円(前週末比1277.49円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比1050.99円安の19698.76円となった。東証1部の売買高は25億1847万株、売買代金は3兆4646億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、鉱業、銀行業、証券が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の99%、対して値上がり銘柄は1%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続急落、原油暴落や急速な円高で2万円割れ (3月9日)
1.日経平均は1000円を超える下げで続急落、2万円大台を割り込む
2.新型コロナの感染拡大に対する警戒感が一段と高まりリスクオフ一色に
3.前週末の欧米株安、原油暴落、急速な円高を嫌気する売りが一気に噴出
4.為替市場では一時1ドル=101円台に入る強烈な円高で市場心理悪化
5.値下がり数2138と全体の99%の銘柄が下げる記録的な全面安商状
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは256ドル安と続落した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大でリスク回避の動き強まり売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は1000円を超える下げとなった。記録的な全面安商状で2万円大台を大きく割り込んだ。
9日の東京市場は、前週末の欧米株市場が急落したうえ、原油市況が大きく下げたことや外国為替市場でリスクオフの円買いが進み、一時1ドル=101円台まで急激な円高が進んだことなどが嫌気され、ほとんどの銘柄が下値を試す波乱展開となった。取引時間中は中国や香港などをはじめアジア株が軒並み大きく売り込まれたことも下げを助長した。新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に与える影響を懸念するムードが一段と強まっており、海外短期筋の先物売りやファンド系資金の実需売りなどが、全体相場を押し下げる格好となった。東証1部の値下がり銘柄数は2138に達し、全体の99%の銘柄が下げる記録的な全面安商状となった。なお、売買代金は3兆4000億円台と膨らんでいる。
日経平均・・・19698.76円 -1050.99円
TOPIX・・・1388.97円 -82.49円
JPX日経400・・・12524.35円 -731.81円
日経JASDAQ・・・3095.61円 -216.65円
東証マザーズ・・・646.2円 -69.8円
米ドル円・・・102.43円 -3.36円
ユーロ/円・・・116.78円 -2.07円
NYダウ・・・25864.78円 -256.5円
NASDAQ・・・8575.62円 -162.98円
上海総合・・・2943.29円 -91.22円
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