【市況】東京株式(大引け)=229円高、米株急騰受け続伸も“寄り付き天井”の形に
5日の東京株式市場は、前日の米株急騰を受けてリスクを取る動きが優勢となり、日経平均は上値を追う展開となった。ただ、買い一巡後は上値も重かった。
大引けの日経平均株価は前営業日比229円06銭高の2万1329円12銭と続伸。東証1部の売買高概算は13億8384万株、売買代金概算は2兆5255億4000万円。値上がり銘柄数は1115、対して値下がり銘柄数は943、変わらずは105銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方からリスク選好の流れに乗った。前日の米国株市場でNYダウが1100ドルを超える上昇と2日に記録した過去最大の上げ幅に次ぐ値上がりとなり、これを引き継いで主力株中心に広範囲に買いが優勢となった。ただ、米国ではスーパーチューズデーの結果を好感する買いであったことから、日本株へのプラス影響は限られ、国内では新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が根強い。積極的な買いが入りにくい環境にあり、日経平均は寄り付き天井の形で前場後半以降は漸次伸び悩む動きを強いられた。取引時間中はアジア株式が総じて堅調な動きをみせたことが市場心理にプラスに働いたが、外国為替市場では1ドル=107円台前半の推移と円高に振れたこともあって、買い手控えムードにつながった。
【市況】日経平均は続伸も、景気敏感株中心に上値重い/相場概況
本日の日経平均は続伸となった。前日の米国株式市場では、米大統領選の民主党候補指名予備選で穏健派とされるバイデン氏が予想外に健闘したことや、米ISM非製造業景況指数やADP雇用統計が良好な結果だったことなどが好感され、NYダウは1100ドル超の大幅上昇を演じた。こうした流れから日経平均は朝方から買いが先行したが、上値は重く、その後は狭いレンジでのこう着相場になった。日経平均は5日移動平均線レベルはキープしたものの、新型肺炎の世界的な感染拡大を受けた経済減速懸念は根強く、景気敏感株中心に資金の逃げ足の速さが意識された。
大引けの日経平均は前日比229.06円高の21329.12円となった。なお、東証1部の売買高は13億8384万株、売買代金は2兆5255億円であった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、米株急騰でリスク選好も買い一巡後は伸び悩む (3月5日)
1.日経平均は続伸、米株急騰を受けリスク選好も買い一巡後は伸び悩む
2.米株高はスーパーチューズデーを受けたもので、日本株への影響は限定的
3.新型コロナウイルスに対する警戒は根強く、日経平均は寄り付きが天井に
4.外国為替市場では円高方向に振れたことも買い手控えムードにつながる
5.個別はソフトバンクグループが堅調、Fリテも高く全体株価を牽引する形
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは1173ドル高と急反発した。民主予備選で中道派のバイデン氏が10州で勝利したことを受けて、ヘルスケア関連株を中心に全面高となった。
東京市場では、前日の米株急騰を受けてリスクを取る動きが優勢となり、日経平均株価は上値を追う展開となった。ただ、買い一巡後は上値も重かった。
5日の東京市場は、朝方からリスク選好の流れに乗った。前日の米国株市場でNYダウが1100ドルを超える上昇と2日に記録した過去最大の上げ幅に次ぐ値上がりとなり、これを引き継いで主力株中心に広範囲に買いが優勢となった。ただ、米国ではスーパーチューズデーの結果を好感する買いであったことから、日本株へのプラス影響は限られ、国内では新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が根強い。積極的な買いが入りにくい環境にあり、日経平均は寄り付き天井の形で前場後半以降は漸次伸び悩む動きを強いられた。取引時間中はアジア株式が総じて堅調な動きをみせたことが市場心理にプラスに働いたが、外国為替市場では1ドル=107円台前半の推移と円高に振れたこともあって、買い手控えムードにつながった。
日経平均・・・21329.12円 229.06円
TOPIX・・・1515.71円 13.21円
JPX日経400・・・13635.03円 134.03円
日経JASDAQ・・・3386.58円 5.03円
東証マザーズ・・・743.13円 6.96円
米ドル円・・・106.83円 -0.69円
ユーロ/円・・・119.31円 -0.67円
NYダウ・・・27090.86円 1173.45円
NASDAQ・・・9018.09円 334円
上海総合・・・3071.68円 60円
上海総合・・・3011.68円 18.78円
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