【市況】東京株式(大引け)=17円高で小幅続伸、円安基調支えに最高値を連日更新
30日の東京株式市場で日経平均株価は前日終値を挟み一進一退の動きとなったが、AI・半導体関連株への買い意欲と円安基調を追い風に底堅さを発揮し、プラス圏で終了。終値は最高値を連日で更新した。
大引けの日経平均株価は前営業日比17円96銭高の5万1325円61銭と小幅続伸。プライム市場の売買高概算は37億4142万株、売買代金概算は10兆300億円。値上がり銘柄数は1127、対して値下がり銘柄数は432、変わらずは56銘柄だった。
29日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)では大方の予想通り2会合連続の政策金利の引き下げが決まった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は12月会合での利下げは既定路線ではないとの見解を示し、NYダウの重荷となった一方、エヌビディア<NVDA>は史上初の時価総額5兆ドルを達成。米国市場で半導体株が堅調に推移したことを背景に、東京市場では投資家のリスク許容度が高まった状態が続いた。日銀は30日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定。その後に1ドル=153円台半ばまでドル高・円安が進み、日本株には追い風となった。日経平均は一時350円近く上昇。プライム市場の値上がり銘柄数は7割近くに上った。
【市況】日経平均は続伸、売り買い交錯し終日方向感に欠ける展開/相場概況
29日の米国株式市場はまちまち。半導体エヌビディア(NVDA)の上昇がけん引し寄り付き後、上昇。ハイテクが引き続き相場を押し上げたほか、利下げ期待に続伸した。終盤にかけ、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り0.25%の利下げを決定したものの、1メンバーが据え置きを主張したほか、パウエル議長が12月FOMCでの利下げを巡り「決定ではない」と慎重な姿勢を示し失望感に相場は失速。ダウは下落に転じたが、ナスダックはプラス圏を維持、連日で過去最高値を更新し、まちまちで終了した。米株式市場の動向を横目に、30日の日経平均は反落して取引を開始した。寄り付き後は利益確定売りが先行したものの、前日の米国株や円安進行を背景に半導体関連を中心に買い戻しの動きもあり、終日を通して前日終値付近を推移する方向感に欠ける値動きとなった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、半導体関連株が買われ連日最高値 (10月30日)
1.日経平均は小幅続伸し最高値を連日更新
2.一時5万1000円割れも底堅さ発揮
3.日銀政策は現状維持、円安進み株支援
4.値上がり銘柄は7割近くに
5.リバランス影響で売買代金10兆円超
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比74ドル安と5日ぶりに反落した。FRBが12月の追加利下げを見送るとの観測から利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は前日終値を挟み一進一退の動きとなったが、AI・半導体関連株への買い意欲と円安基調を追い風に底堅さを発揮し、プラス圏で終了。終値は最高値を連日で更新した。
29日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)では大方の予想通り2会合連続の政策金利の引き下げが決まった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は12月会合での利下げは既定路線ではないとの見解を示し、NYダウの重荷となった一方、エヌビディア<NVDA>は史上初の時価総額5兆ドルを達成。米国市場で半導体株が堅調に推移したことを背景に、東京市場では投資家のリスク許容度が高まった状態が続いた。日銀は30日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定。その後に1ドル=153円台半ばまでドル高・円安が進み、日本株には追い風となった。日経平均は一時350円近く上昇。プライム市場の値上がり銘柄数は7割近くに上った。
日経平均 ・・・ 51,325.61円 17.96円
TOPIX ・・・ 3,300.79円 22.55円
JPX日経400 ・・・ 29,818.57円 191.56円
グロース250 ・・・ 707.46円 4.03円
東証REIT指数 ・・・ 1,966.57円 5.43円
米ドル円 ・・・ 153.72円 1.06円
ユーロ/円 ・・・ 178.50円 1.36円
NYダウ ・・・ 47,632.00円 -74.37円
NASDAQ ・・・ 23,958.47円 130.98円
上海総合 ・・・ 3,986.90円 -29.43円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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