【市況】東京株式(大引け)=136円高、米株安も後場切り返し最高値更新が続く
24日の東京株式市場は朝方はリスク回避ムードだったが、売り一巡後に日経平均株価は下げ渋り、後場は一転して買い優勢となり最高値を更新した。
大引けの日経平均株価は前営業日比136円65銭高の4万5630円31銭と続伸。プライム市場の売買高概算は19億2095万株、売買代金概算は6兆51億円。値上がり銘柄数は734、対して値下がり銘柄数は820、変わらずは63銘柄だった。
きょうの東京市場は、寄り付きは売り買いが交錯し日経平均は前営業日の終値近辺でスタートしたが、その後は下げ幅を広げる展開に。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇一服となったことなどを受け利食いが先行した。しかし、後場に入ると買いが厚くなりプラス圏に切り返した。午後に自民党総裁選の候補者の公開討論会が行われたが、これが財政出動を伴う経済対策への期待につながり、全体相場に浮揚効果をもたらしたとの見方も。日経平均寄与度の高いハイテク系値がさ株に買いが集まったことも追い風となった。なお、全体売買代金は盛り上がりをみせ6兆円台に乗せている。ただ中身をみると、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を下回るなど、指数とは裏腹に個別株には利益確定売りの動きも反映された。
【市況】日経平均は続伸、売り先行も押し目買い優勢/相場概況
前日23日の米国株式市場は反落。トランプ大統領が民主党指導者との会談をキャンセルしたため政府機関閉鎖懸念が強まったほか、パウエル議長が労働市場とインフレ両方のリスクを認め政策判断で困難な状況に直面していることを明らかにした。ナスダックはハイテクの下落に押され終日軟調。パウエル議長が「株価は相当高い」などの発言もあり高値警戒感に終盤にかけ一段安となった。米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は小幅に反落して取引を開始した。寄付き後は売りが先行し、前日の米国市場での主要指数の下落や、米国と民主党指導部の間の政府機関閉鎖懸念なども心理的な重しとなった。ただ、直近の上昇に対して買い遅れた投資家の押し目買いも旺盛だった。その後、自民党総裁選の候補者らの公開討論会で次期政権の財政拡張が意識されると投資家心理も改善、指数はプラス圏に浮上して上げ幅を広げた。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、朝安も後場切り返し連日最高値 (9月24日)
1.日経平均は続伸、朝方軟調な値動きも後場に切り返す
2.前日の米株市場が軟調、東京市場も利食い圧力を誘発
3.ハイテク値がさ株が買われ、指数に浮揚効果もたらす
4.午後は自民党総裁選候補者による討論会が刺激材料に
5.値上がり数が値下がり下回るも売買代金は6兆円乗せ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比88ドル安と5日ぶりに反落した。パウエルFRB議長が追加利下げに慎重な姿勢を示したとの見方からハイテク株を中心に利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、朝方はリスク回避ムードだったが、売り一巡後に日経平均株価は下げ渋り、後場は一転して買い優勢となり最高値を更新した。
24日の東京市場は、寄り付きは売り買いが交錯し日経平均は前営業日の終値近辺でスタートしたが、その後は下げ幅を広げる展開に。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇一服となったことなどを受け利食いが先行した。しかし、後場に入ると買いが厚くなりプラス圏に切り返した。午後に自民党総裁選の候補者の公開討論会が行われたが、これが財政出動を伴う経済対策への期待につながり、全体相場に浮揚効果をもたらしたとの見方も。日経平均寄与度の高いハイテク系値がさ株に買いが集まったことも追い風となった。なお、全体売買代金は盛り上がりをみせ6兆円台に乗せている。ただ中身をみると、プライム市場の値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を下回るなど、指数とは裏腹に個別株には利益確定売りの動きも反映された。
日経平均 ・・・ 45,630.31円 136.65円
TOPIX ・・・ 308.22円 0.96円
JPX日経400 ・・・ 3,170.45円 7.28円
グロース250 ・・・ 28,509.53円 67.48円
東証REIT指数 ・・・ 5,441.28円 7.49円
米ドル円 ・・・ 148.28円 0.67円
ユーロ/円 ・・・ 174.56円 0.18円
NYダウ ・・・ 46,292.78円 -88.76円
NASDAQ ・・・ 22,573.47円 -215.5円
上海総合 ・・・ 3,853.64円 31.8円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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