【市況】東京株式(大引け)=214円高、半導体関連の一角が買い戻され朝安後に切り返す
28日の東京株式市場は朝方に日経平均株価が安く始まったものの、その後は押し目買いで切り返した。半導体関連の一角が買い戻され全体指数押し上げに寄与した。
大引けの日経平均株価は前営業日比214円09銭高の3万8349円06銭と3日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は16億8994万株、売買代金概算は4兆1774億円。値上がり銘柄数は1179、対して値下がり銘柄数は405、変わらずは56銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方は軟調なスタートとなった。前日の欧米株市場が総じて安かったほか、外国為替市場では一時1ドル=150円トビ台までドル安・円高が進行し投資マインドを冷やしたが、その後は下げ渋り、前場後半に一気にプラス圏に浮上した。米政府による対中半導体規制が想定していたほど厳しいものとはならないとの一部報道を手掛かりに半導体関連株の一角に買い戻しが入り、つれて日経平均も上昇に転じた。ただ、戻りも限定的で日経平均は後場に入り上値が重く、取引終盤に上げ幅を縮小した。個別株ベースではプライム市場全体の7割強の銘柄が上昇した。売買代金は週明けに指数イベント絡みで6兆円台を記録したが、その後もきょうを含め3営業日連続で4兆円台をこなしている。
【市況】日経平均は3日ぶりに反発、東エレク上昇で切り返す展開に/相場概況
27日の米国株式市場は反落。ダウ平均は138.25ドル安の44722.06ドル、ナスダックは115.10ポイント安の19060.48で取引を終了した。過去最高値付近から高値警戒感などに軟調に寄り付いた。ダウは一部小売り企業の好決算を好感し一時上昇したが、トランプ次期大統領が計画している追加関税策による経済や企業業績への影響を警戒した売りがくすぶり下落に転じた。ナスダックはAIへの期待が行き過ぎとの見方も浮上し、ハイテクの下落が重しとなり終日軟調に推移し、終了。
米国株安や為替の円高推移を材料に、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38000円を割り込んでスタートしたが、感謝祭ウィークに伴い積極的な売買は手控えられたことから、売り一巡後は下げ渋る展開に。11時前に「米政府、追加で対中半導体規制を課す予定だが、従来ほど踏み込んだ内容とはならない」と伝わったことから、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>が一気に切り返すなど半導体株の一角が上昇。日経平均は切り返し、38400円台まで上昇する場面が見られた。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、朝安も半導体関連に買い戻し (11月28日)
1.日経平均は3日ぶり反発、朝安後に切り返す
2.欧米株安と急速な円高を受け、朝方はリスクオフ
3.半導体対中規制に関する一部報道で不安心理後退
4.戻りも鈍く、後場終盤に日経平均は上げ幅を縮小
5.個別株は7割強が上昇、売買代金も4兆円台が続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比138ドル安と6日ぶりに反落した。連日の最高値更新を受けて利益確定の売りが優勢となった。
東京市場では、朝方に日経平均株価が安く始まったものの、その後は押し目買いで切り返した。半導体関連の一角が買い戻され全体指数押し上げに寄与した。
28日の東京市場は、朝方は軟調なスタートとなった。前日の欧米株市場が総じて安かったほか、外国為替市場では一時1ドル=150円トビ台までドル安・円高が進行し投資マインドを冷やしたが、その後は下げ渋り、前場後半に一気にプラス圏に浮上した。米政府による対中半導体規制が想定していたほど厳しいものとはならないとの一部報道を手掛かりに半導体関連株の一角に買い戻しが入り、つれて日経平均も上昇に転じた。ただ、戻りも限定的で日経平均は後場に入り上値が重く、取引終盤に上げ幅を縮小した。個別株ベースではプライム市場全体の7割強の銘柄が上昇した。売買代金は週明けに指数イベント絡みで6兆円台を記録したが、その後もきょうを含め3営業日連続で4兆円台をこなしている。
日経平均 ・・・ 38,349.06円 214.09円
TOPIX ・・・ 252.99円 2.35円
JPX日経400 ・・・ 2,687.28円 21.94円
グロース250 ・・・ 24,433.61円 174.5円
東証REIT指数 ・・・ 4,437.30円 29.65円
米ドル円 ・・・ 151.83円 0.72円
ユーロ/円 ・・・ 160.06円 0.37円
NYダウ ・・・ 44,722.06円 -138.25円
NASDAQ ・・・ 19,060.47円 -115.1円
上海総合 ・・・ 3,295.69円 -14.08円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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