【市況】東京株式(大引け)=33円安、円高嫌気し小幅続落も半導体株が強さ発揮
21日の東京株式市場は買い優勢で始まった後、日経平均株価はすぐに値を消す展開となった。一方、下値も固く大引けは小幅マイナス圏での着地となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比33円89銭安の3万3354円14銭と小幅続落。プライム市場の売買高概算は13億8933万株、売買代金概算は3兆5707億円。値上がり銘柄数は987、対して値下がり銘柄数は622、変わらずは50銘柄だった。
きょうの東京市場は、方向感のつかみにくい展開だった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って上昇、米長期金利の低下を背景に半導体セクターをはじめハイテク系グロース株が買われ、ナスダック総合株価指数の上昇率が相対的に目立った。これを受け東京市場でも主力ハイテク株を中心に物色の矛先が向かった。ただ、目先高値警戒感からの利益確定売り圧力は拭えず、朝方の買い一巡後は値を消す展開に。外国為替市場で1ドル=147円台前半まで急速に円高が進んだことも自動車株中心に嫌気された。そのなか日経平均寄与度の高い半導体関連株が買われ、全体指数を下支えする形となった。TOPIXも下落したが、個別では小型株への物色ニーズが活発化し、値上がり銘柄数は値下がり数を大幅に上回っている。
【市況】日経平均は小幅続落、今晩のエヌビディア決算見極めから様子見ムード強く/相場概況
日経平均は小幅続落。20日の米国株式市場のダウ平均は203.76ドル高(+0.58%)、S&P500は33.36ポイント高(+0.74%)、ナスダック総合指数は159.05ポイント高(+1.13%)とそれぞれ上昇。米感謝祭翌日のブラックフライデーや週明け月曜日のサイバーマンデーでの消費者の支出が、高インフレにもかかわらず過去最高規模に達するとの調査結果を受け、期待感から買い優勢の展開。その後もマイクロソフトの上昇が相場全体を一段と押し上げた。米株高を受け、日経平均も前日比65.12円高の33453.15円と小幅反発スタート。今晩のエヌビディア決算を見極めたいと様子見ムードも強く、終日膠着感が強かった。
大引けの日経平均は前日比33.89円安の33354.14円となった。東証プライム市場の売買高は13億8933万株、売買代金は3兆5707億円だった。セクターでは、海運業、パルプ・紙、鉱業などを筆頭に上昇。一方、輸送用機器、卸売業、証券、商品先物取引業などを筆頭に下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の60%、対して値下がり銘柄は37%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 小幅続落、朝高も利益確定売りが優勢 (11月21日)
1.日経平均は小幅続落、朝高後はすぐに値を消す
2.米長期金利低下を受けたハイテク株高は追い風
3.為替市場で円高進行、自動車株などに売り圧力
4.小型株買われ、値上がり数が値下がりを上回る
5.半導体関連株が買われ、全体相場を支える形に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比203ドル高と続伸した。長期金利の低下に加え、マイクロソフト<MSFT>やボーイング<BA>が上昇し指数を押し上げた。
東京市場では、買い優勢で始まった後、日経平均株価はすぐに値を消す展開となった。一方、下値も固く大引けは小幅マイナス圏での着地となった。
21日の東京市場は、方向感のつかみにくい展開だった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って上昇、米長期金利の低下を背景に半導体セクターをはじめハイテク系グロース株が買われ、ナスダック総合株価指数の上昇率が相対的に目立った。これを受け東京市場でも主力ハイテク株を中心に物色の矛先が向かった。ただ、目先高値警戒感からの利益確定売り圧力は拭えず、朝方の買い一巡後は値を消す展開に。外国為替市場で1ドル=147円台前半まで急速に円高が進んだことも自動車株中心に嫌気された。そのなか日経平均寄与度の高い半導体関連株が買われ、全体指数を下支えする形となった。TOPIXも下落したが、個別では小型株への物色ニーズが活発化し、プライム市場の値上がり銘柄数は値下がり数を大幅に上回っている。
日経平均・・・33,354.14円 -33.89円
TOPIX・・・2,367.79円 -4.81円
JPX日経400・・・21,392.68円 -48.95円
グロース250・・・723.26円 12.74円
東証REIT指数・・・1,830.49円 -5.96円
米ドル円・・・147.52円 -1.39円
ユーロ/円・・・161.66円 -0.9円
NYダウ・・・35,151.04円 203.76円
NASDAQ・・・14,284.53円 159.05円
上海総合・・・3,067.93円 -0.38円
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