【市況】東京株式(大引け)=168円安と4日続落、日銀会合「現状維持」で下げ渋る
22日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落。日銀金融政策決定会合で「現状維持」が発表されると買い戻しが入り、下げ幅は縮小した。
大引けの日経平均株価は前日比168円62銭安の3万2402円41銭。プライム市場の売買高概算は16億873万株。売買代金概算は3兆8813億円となった。値上がり銘柄数は839と全体の約46%、値下がり銘柄数は924、変わらずは73銘柄だった。
前日の米株式市場でNYダウが370ドル安と大幅に下落したことが警戒され、東京市場も日経平均株価は値を下げてスタートし、朝方に下げ幅は一時400円を超えた。ただ、下値では値頃感からの買いが流入し3万2100円台を下値に下げ渋った。前引け後に日銀は金融政策決定会合で「現状維持」を発表。これを受け、後場の取引では全般相場は下げ幅が縮小した。為替も円安に振れた。ただ、先行きに不透明感が残り、日経平均株価は3万2500円前後の水準では戻り売りに押された。午後3時30分からの日銀の植田和男総裁の記者会見も注目されるなか、大引けにかけて上値は重い展開となった。
【市況】日経平均は4日続落、米金利高で売り優勢も金融政策決定会合は無難消化/相場概況
日経平均は4日続落。21日の米株式市場でダウ平均は370.46ドル安、ナスダック総合指数は-1.82%とそれぞれ続落。週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し、長期金利が一段と上昇したことで終日売り優勢だった。米株安を受けて日経平均は381.71円安からスタート。米10年債利回りが連日で高値を更新する一方、為替が円高に振れていたこともあり、ハイテクのほか直近強かったバリュー(割安)株にも利益確定売りが広がり、日経平均は寄り付き直後に32154.53円(416.5円安)まで下落した。一方、昼頃に日本銀行の金融政策決定会合で政策の現状維持が伝わると目先のあく抜け感から買い戻しが強まり、日経平均は一時前日終値近くまで下げ幅を縮めた。ただ、引け後の植田総裁の会見を見極めたいとの思惑から買い戻しが一服すると、その後は再び軟化し、もみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比168.62円安の32402.41円となった。東証プライム市場の売買高は16億873万株、売買代金は3兆8814億円だった。セクターでは海運、電気・ガス、非鉄金属が下落率上位に並んだ一方、鉱業、空運、銀行が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の50%、対して値上がり銘柄は46%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日続落、米株安を警戒も日銀現状維持で下げ渋る (9月22日)
1.日経平均は168円安と4日続落、米株式市場の下落を警戒
2.日銀は金融政策の現状維持を決定、後場に入り下げ渋る展開
3.先行きに不透明感残り3万2500円前後で上値抑えられる
4.三菱商事や日本製鉄、三菱重といったバリュー株も売られる
5.スタジオジブリの子会社化を発表した日テレHDが急伸した
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比370ドル安と3日続落した。FOMCの結果を受け、米金融引き締めの長期化が懸念され売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は4日続落。日銀金融政策決定会合で「現状維持」が発表されると買い戻しが入り、下げ幅は縮小した。
前日の米株式市場でNYダウが大幅に下落したことが警戒され、東京市場も日経平均は値を下げてスタートし、朝方に下げ幅は一時400円を超えた。ただ、下値では値頃感からの買いが流入し3万2100円台を下値に下げ渋った。前引け後に日銀は金融政策決定会合で「現状維持」を発表。これを受け、後場の取引では全般相場は下げ幅が縮小した。為替も円安に振れた。ただ、先行きに不透明感が残り、日経平均は3万2500円前後の水準では戻り売りに押された。午後3時30分からの日銀の植田和男総裁の記者会見も注目されるなか、大引けにかけて上値は重い展開となった。
日経平均・・・32,402.41円 -168.62円
TOPIX・・・2,376.27円 -7.14円
JPX日経400・・・21,381.25円 -81.07円
東証マザーズ・・・726.61円 14.09円
東証REIT指数・・・1,863.91円 -6.02円
米ドル円・・・148.24円 0円
ユーロ/円・・・157.68円 -0.28円
NYダウ・・・34,070.42円 -370.46円
NASDAQ・・・13,223.98円 -245.14円
上海総合・・・3,132.43円 47.73円
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