【市況】東京株式(大引け)=452円安、日米の長期金利上昇が重荷に
21日の東京株式市場は、前日の米株安を引き継いで売りが継続、主力の値がさ株が大きく売り込まれたことで日経平均は大幅安となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比452円75銭安の3万2571円03銭と3日続落。プライム市場の売買高概算は15億6758万株、売買代金概算は3兆7397億円。値上がり銘柄数は536、対して値下がり銘柄数は1229、変わらずは71銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方からリスク回避目的の売りが顕著だった。前日の米国株市場ではFOMC通過後にハイテク株中心に値を崩しNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落。FOMCでは事前の予想通り追加利上げは見送られたものの、パウエルFRB議長の記者会見がタカ派的とみられ、米長期金利の上昇を横目に売りに押される展開となった。東京市場でも国内長期金利の上昇がグロース株に逆風となり、全体指数を押し下げる格好となった。取引時間中は米株価指数先物が軟調な値動きを示したことや、アジア株市場がほぼ全面安に売られたことも投資家心理を冷やした。ただ、個別株でみると値下がり銘柄数は1200強で全体の67%にとどまった。業種別でも銀行や電力、海運、鉄鋼などが上昇し、ハイテク株と明暗を分けている。
【市況】日経平均は大幅に3日続落、タカ派なFOMCでリスク回避売り膨らむ/相場概況
日経平均は大幅に3日続落。20日の米株式市場でダウ平均は76.85ドル安、ナスダック総合指数は-1.52%とそれぞれ続落。連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り政策金利の据え置きが決定された。しかし、追加利上げの可能性が除外されなかったほか、最新の経済・政策金利見通しがタカ派な内容だったことから、長期金利が一段と上昇、株式市場は終盤にかけて下げ幅を広げた。米ナスダック指数の大幅続落を受け、日経平均は158.22円安と33000円を割り込んでスタート。日米の長期金利が揃って高値を更新し金利先高観が警戒されるなか、ハイテク株を中心にリスク回避の売りが続いた。中国・香港株の下落なども投資家心理を悪化させ、日経平均は後場も底這いが続き、じわじわと下げ幅を広げる展開となった。
大引けの日経平均は前日比452.75円安の32571.03円となった。東証プライム市場の売買高は15億6758万株、売買代金は3兆7397億円だった。セクターでは精密機器、鉱業、電気機器が下落率上位に並んだ一方、電気・ガス、銀行、ゴム製品が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の67%、対して値上がり銘柄は29%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米株安や金利高でリスク回避の売り継続 (9月21日)
1.日経平均は3日続落、450円超える大幅な下げ
2.FOMCは利上げ見送りもタカ派的で米株安に
3.米長期金利上昇に追随し国内金利も上昇傾向
4.アジア株もほぼ全面安、センチメント冷やす
5.銀行など高く、値下がり数1200強にとどまる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは、前日比76ドル安と続落した。FRBによる金融引き締めの長期化が懸念され売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米株安を引き継いで売りが継続、主力の値がさ株が大きく売り込まれたことで日経平均株価は大幅安となった。
21日の東京市場は、朝方からリスク回避目的の売りが顕著だった。前日の米国株市場ではFOMC通過後にハイテク株中心に値を崩しNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落。FOMCでは事前の予想通り追加利上げは見送られたものの、パウエルFRB議長の記者会見がタカ派的とみられ、米長期金利の上昇を横目に売りに押される展開となった。東京市場でも国内長期金利の上昇がグロース株に逆風となり、全体指数を押し下げる格好となった。取引時間中は米株価指数先物が軟調な値動きを示したことや、アジア株市場がほぼ全面安に売られたことも投資家心理を冷やした。ただ、個別株でみるとプライム市場の値下がり銘柄数は1200強で全体の67%にとどまった。業種別でも銀行や電力、海運、鉄鋼などが上昇し、ハイテク株と明暗を分けている。
日経平均・・・32,571.03円 -452.75円
TOPIX・・・2,383.41円 -22.59円
JPX日経400・・・21,462.32円 -229.44円
東証マザーズ・・・712.52円 -19.52円
東証REIT指数・・・1,869.93円 -6.38円
米ドル円・・・148.14円 0.01円
ユーロ/円・・・157.83円 -0.51円
NYダウ・・・34,440.88円 -76.85円
NASDAQ・・・13,469.12円 -209.05円
上海総合・・・3,084.70円 -23.86円
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