【市況】東京株式(大引け)=662円安と5日ぶり大幅反落、パウエル議長の講演控え売り膨らむ
25日の東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに大幅反落。今晩のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を警戒した売りが優勢となったほか、前日までの上昇で利益確定売りが膨らんだ。
大引けの日経平均株価は前日比662円93銭安の3万1624円28銭。プライム市場の売買高概算は10億2175万株。売買代金概算は2兆7987億円となった。値上がり銘柄数は621と全体の約34%、値下がり銘柄数は1127、変わらずは86銘柄だった。
前日のNYダウは373ドル安と下落した。今晩予定されているジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が利上げに前向きなタカ派的な内容となることが警戒された。また、23日の取引終了後に好決算を発表した米半導体大手のエヌビディア<NVDA>の株価が材料出尽くし感から小幅高にとどまったことを落胆視する売りが膨らんだ。これを受け、この日の日経平均株価も大幅安となった。日経平均株価は前日までの4日間で800円強上昇していたことから、利益確定売りも膨らんだ。半導体関連株などが下落し日経平均は一時700円を超す下げとなった。
【市況】日経平均は5日ぶり大幅反落、パウエル議長講演前にハイテク売り広がる/相場概況
日経平均は5日ぶり大幅反落。24日の米株式市場でダウ平均は373.56ドル安と反落、ナスダック総合指数は-1.87%と4日ぶり反落。好決算を発表した半導体大手エヌビディアの上昇が全体をけん引したが、その後に同社株価が失速したほか、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し長期金利が上昇したため下落に転じた。また、ボストン連銀のコリンズ総裁が追加利上げを示唆すると下げが加速した。米株安を受けて日経平均は446.3円安と32000円割れからスタート。為替の円安は支援材料にならず、指数寄与度の大きいハイテク株が広く売られるなか、序盤から下値模索の展開となった。今晩にジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えた警戒感から積極的な押し目買いは手控えられ、中国・香港株の下落も重しとなるなか午後もじり安基調が続いた。
大引けの日経平均は前日比662.93円安の31624.28円となった。東証プライム市場の売買高は10億2175万株、売買代金は2兆7988億円だった。セクターでは電気機器、機械、その他製品が下落率上位に並んだ一方、海運、不動産、金属製品のみが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 5日ぶり反落、半導体株を中心に利益確定売りが優勢 (8月25日)
1.日経平均は662円安と5日ぶり反落、利益確定売りが膨らむ
2.今晩のパウエルFRB議長の講演を警戒した売りが先行する
3.米エヌビディアの24日の株価は小幅高にとどまり落胆の売りも
4.アドテストや東エレク、レーザーテクなど半導体関連株が安い
5.川崎汽や商船三井など海運株は堅調でみずほFGも値を上げた
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比373ドル安と反落した。FRB議長講演を前に持ち高調整の売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は5日ぶりに大幅反落。今晩のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を警戒した売りが優勢となったほか、前日までの上昇で利益確定売りが膨らんだ。
前日のNYダウは下落した。今晩予定されているジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が利上げに前向きなタカ派的な内容となることが警戒された。また、23日の取引終了後に好決算を発表した米半導体大手のエヌビディア<NVDA>の株価が材料出尽くし感から小幅高にとどまったことを落胆視する売りが膨らんだ。これを受け、この日の日経平均も大幅安となった。日経平均は前日までの4日間で800円強上昇していたことから、利益確定売りも膨らんだ。半導体関連株などが下落し日経平均は一時700円を超す下げとなった。
日経平均・・・31,624.28円 -662.93円
TOPIX・・・2,266.40円 -20.19円
JPX日経400・・・20,470.86円 -215.72円
東証マザーズ・・・745.04円 2.04円
東証REIT指数・・・1,883.04円 2.85円
米ドル円・・・145.90円 0.59円
ユーロ/円・・・157.72円 -0.03円
NYダウ・・・34,099.42円 -373.56円
NASDAQ・・・13,463.97円 -257.06円
上海総合・・・3,064.07円 -18.16円
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