【市況】東京株式(大引け)=405円安、半導体関連への売り目立ち全体押し下げる
20日の東京株式市場は前日とは打って変わってリスク回避ムードの強い地合いだった。日経平均は後場下げ幅を広げ、400円を超える下落となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比405円51銭安の3万2490円52銭と急反落。プライム市場の売買高概算は11億2516万株、売買代金概算は2兆9627億円。値上がり銘柄数は497、対して値下がり銘柄数は1264、変わらずは74銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方から売り優勢の地合いを強いられた。前日の米国株市場では景気敏感株を中心に買いが優勢で、NYダウは8連騰でフシ目の3万5000ドル台を回復したが、一方で半導体株は軟調な動きで、SOX指数が下落したことから、東京市場では半導体関連株への売り圧力が強まった。先物主導のインデックス売りに加え、値がさ株が売られたことで全体指数が押し下げられた。取引時間中に為替が円高方向に振れたことも輸出セクターにマイナス材料となったほか、来週の日米欧の金融政策決定会合を前に買い手控えムードが強い。値下がり銘柄数はプライム市場の7割近くを占めている。また、全体売買代金も低調で3兆円台を下回ったのは5月11日以来となる。
【市況】日経平均は3日ぶり大幅反落、半導体株に売り、プライム売買代金は3兆円割れ/相場概況
日経平均は3日ぶり大幅反落。19日の米株式市場でダウ平均は109.28ドル高と8日続伸、ナスダック総合指数は+0.03%と3日続伸。決算を受けた銀行株の上昇が続いたほか、長期金利の低下がハイテク株を支えた。良好な経済指標を受けた景気後退懸念の緩和も支援材料となった。一方、前日引け間際に大きく上昇していた日経平均は92.68円安からスタート。米国市場の引け後に発表された決算を受けて電気自動車のテスラと動画配信サービスのネットフリックスが揃って時間外取引で大きく下落していることも嫌気され、下げ幅を広げる展開となった。今後の企業決算や来週の日米の金融政策決定会合を前に様子見ムードが強まるなか商いは低調で、日経平均は後場も下げ幅を拡大、引けにかけて32500円を割り込んだ。東証プライム市場の売買代金は5月11日以来となる3兆円割れとなった。
大引けの日経平均は前日比405.51円安の32490.52円となった。東証プライム市場の売買高は11億2516万株、売買代金は2兆9627億円だった。セクターでは精密機器、電気機器、機械が下落率上位に並んだ。一方、鉱業、鉄鋼、不動産が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の69%、対して値上がり銘柄は27%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、半導体関連を中心に売り優勢 (7月20日)
1.日経平均は400円を超える大幅な下げで反落
2.米株高を引き継げず、後場下げ加速の展開に
3.半導体関連への売り目立ち、全体押し下げる
4.先物主導のインデックス売りが下げ圧力助長
5.売買代金も低調、5月11日以来の3兆円台割れ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比109ドル高と8日続伸した。米地銀の決算内容が好感されたほか、FRBの利上げ長期化に対する懸念が後退し買いが優勢となった。
東京市場では、前日とは打って変わってリスク回避ムードの強い地合いだった。日経平均株価は後場下げ幅を広げ、400円を超える下落となった。
20日の東京市場は、朝方から売り優勢の地合いを強いられた。前日の米国株市場では景気敏感株を中心に買いが優勢で、NYダウは8連騰でフシ目の3万5000ドル台を回復したが、一方で半導体株は軟調な動きで、SOX指数が下落したことから、東京市場では半導体関連株への売り圧力が強まった。先物主導のインデックス売りに加え、値がさ株が売られたことで全体指数が押し下げられた。取引時間中に為替が円高方向に振れたことも輸出セクターにマイナス材料となったほか、来週の日米欧の金融政策決定会合を前に買い手控えムードが強い。値下がり銘柄数はプライム市場の7割近くを占めている。また、全体売買代金も低調で3兆円台を下回ったのは5月11日以来となる。
日経平均・・・32,490.52円 -405.51円
TOPIX・・・2,260.90円 -18.07円
JPX日経400・・・20,484.93円 -182.48円
東証マザーズ・・・776.98円 -12.49円
東証REIT指数・・・1,882.35円 1.73円
米ドル円・・・139.39円 -0.11円
ユーロ/円・・・156.29円 -0.33円
NYダウ・・・35,061.21円 109.28円
NASDAQ・・・14,358.01円 4.37円
上海総合・・・3,169.52円 -29.31円
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