【市況】東京株式(大引け)=83円安、手掛かり材料難で軟調も売り一巡後下げ渋る
5日の東京株式市場は売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は朝方に大幅安となったが、売り一巡後は押し目買いが入り下げ渋った。
大引けの日経平均株価は前営業日比83円82銭安の3万3338円70銭と続落。プライム市場の売買高概算は13億9100万株、売買代金概算は3兆3634億円。値上がり銘柄数は632、対して値下がり銘柄数は1126、変わらずは77銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場が独立記念日の祝日で休場だったことから、手掛かり材料に事欠くなか見送りムードが強かった。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて軟調だったことを受け、朝方は先物を絡めた売りで日経平均は380円あまり水準を切り下げる場面もあった。日本時間あす未明にFOMC議事要旨(6月開催分)が開示されるほか、週末7日には6月の米雇用統計発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせた。しかし、下値では押し目買いが活発で、売り一巡後は下げ渋る展開に。日銀による金融緩和政策継続を見込んだ海外投資家とみられる買いなどが下値を支えた。業種別では海運株に投資資金が集まったほか、医薬品や保険など内需株が買われた。全体売買代金は低調で前日の水準をわずかに下回った。
【市況】日経平均は続落、先高観強く朝安の後は下げ渋り/相場概況
日経平均は続落。昨日4日の米株式市場は独立記念日の祝日で休場。欧州株式市場は、英FTSETM100が0.10%安、独DAXが0.26%安、仏CAC40が0.23%安。米市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、日経平均は257.46円安からスタート。軟調な欧州株式相場が東京市場の重しとなった。また、指数への寄与度が高いファーストリテ<9983>が低調な月次売上高を手掛かりに下げたことが日経平均を押し下げる要因となった。一方、日本株の先高観は強く、朝方に日経平均が33000円を近づいた水準では押し目買いが入り、小幅安水準まで下げ渋った。その後は、新たな手掛かり材料に乏しい中、米国で今晩公表される6月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を見極めたいとするムードもあり、やや方向感の定まらない展開となった。
大引けの日経平均は前日比83.82円安の33338.70円となった。東証プライムの売買高は13億9100万株、売買代金は3兆3634億円だった。セクターでは精密機器、陸運業、銀行業などが下落。一方、海運業、医薬品、保険業などが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、朝方に大幅安も売り一巡後は下げ渋る (7月5日)
1.日経平均は続落、米株市場休場で手掛かり材料難
2.欧州主要国の株価軟調で朝方は大きく売り優勢に
3.FOMC議事要旨や米雇用統計発表前で買い手控え
4.売り一巡後は押し目買いが流入、急速に下げ渋る
5.海運株が物色人気化、医薬品や保険株も買われる
■東京市場概況
前日の米国市場は、独立記念日の祝日で休場。
東京市場では、売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は朝方に大幅安となったが、売り一巡後は押し目買いが入り下げ渋った。
5日の東京市場は、前日の米国株市場が独立記念日の祝日で休場だったことから、手掛かり材料に事欠くなか見送りムードが強かった。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて軟調だったことを受け、朝方は先物を絡めた売りで日経平均は380円あまり水準を切り下げる場面もあった。日本時間明日未明にFOMC議事要旨(6月開催分)が開示されるほか、週末7日には6月の米雇用統計発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせた。しかし、下値では押し目買いが活発で、売り一巡後は下げ渋る展開に。日銀による金融緩和政策継続を見込んだ海外投資家とみられる買いなどが下値を支えた。業種別では海運株に投資資金が集まったほか、医薬品や保険など内需株が買われた。全体売買代金は低調で前日の水準をわずかに下回った。
日経平均・・・33,338.70円 -83.82円
TOPIX・・・2,306.03円 -0.34円
JPX日経400・・・20,918.07円 12.45円
東証マザーズ・・・810.74円 -6.9円
東証REIT指数・・・1,871.70円 4.9円
米ドル円・・・144.54円 0.05円
ユーロ/円・・・157.21円 -0.32円
NYダウ・・・34,418.47円 10.87円
NASDAQ・・・13,816.77円 28.85円
上海総合・・・3,222.94円 -22.4円
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