【市況】東京株式(大引け)=115円高、米景気に対する過度な懸念後退でリスク選好
10日の東京株式市場は朝方から主力株中心に買いが優勢となり、日経平均株価は2万7000円台後半で終始頑強な値動きを示した。
大引けの日経平均株価は前営業日比115円35銭高の2万7633円66銭と続伸。プライム市場の売買高概算は8億2018万株、売買代金概算は1兆9114億円。値上がり銘柄数は1332、対して値下がり銘柄数は415、変わらずは88銘柄だった。
きょうの東京市場は総じてリスクを取る動きが優勢となった。前週末に発表された3月の米雇用統計の結果が事前の市場コンセンサスとほぼ一致したことから過度な不安心理が後退、米雇用統計発表前にショートポジションが組まれていた景気敏感株などに買い戻しが入った。海運や鉄鋼株が買い人気を集め全体相場を押し上げる格好に。内需の小売関連株なども高い銘柄が多かった。外国為替市場で1ドル=132円台後半までドル高・円安が進んだことなども、輸出セクターを中心に追い風となった。ただ、今週水曜日(12日)に3月の米CPI発表を控え、買い一巡後は伸び悩む展開となっている。値上がり銘柄数はプライム市場の7割強を占めたが、全体売買代金は前週末に続き2兆円台を割り込んだ。
【市況】日経平均は続伸、米景気懸念が後退し買い優勢/相場概況
日経平均は続伸。先週末7日の米株式市場はグッドフライデーで休場。欧州市場も英、独、仏市場など休場。手掛かり材料に乏しい中、今日の日経平均は140.21円高からスタート。先週末に発表された3月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想を下回ったものの、堅調なペースを維持していると受け止められ、米景気下振れへの警戒感が和らぎ、市場の安心感となった。また米景気懸念の後退を受け米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から、外為市場で一時1ドル=132円70銭台と、先週末7日15時頃と比べ1円ほど円安・ドル高に振れたことも東京市場で輸出株などの株価支援要因となった。一方、3連休明けの今晩の米株式相場を見極めたいとする向きも多く、取引開始後の買い一巡後は伸び悩み、後場はやや様子見ムードが広がる中、方向感の定まらない動きとなった。
大引けの日経平均は前日比115.35円高の27633.66円となった。東証プライムの売買高は8億2018万株、売買代金は1兆9114億円だった。セクターでは海運業、その他製品、鉱業などが上昇。一方、パルプ・紙、倉庫運輸関連、ガラス土石製品が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は22%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、米景気に対する不安心理が後退し買い優勢 (4月10日)
1.日経平均は続伸、2万7000円台後半で終始頑強
2.米雇用統計は事前予想とほぼ一致した内容で安心感
3.海運や鉄鋼など景気敏感株買われ、全体相場に貢献
4.内需の小売関連株など上昇、為替の円安も追い風に
5.値上がり銘柄数が7割占めるも、売買代金2兆円割れ
■東京市場概況
前週末の米国市場は、グッドフライデーの祝日で休場。
週明けの東京市場では、朝方から主力株中心に買いが優勢となり、日経平均株価は2万7000円台後半で終始頑強な値動きを示した。
10日の東京市場は、総じてリスクを取る動きが優勢となった。前週末に発表された3月の米雇用統計の結果が事前の市場コンセンサスとほぼ一致したことから過度な不安心理が後退、米雇用統計発表前にショートポジションが組まれていた景気敏感株などに買い戻しが入った。海運や鉄鋼株が買い人気を集め全体相場を押し上げる格好に。内需の小売関連株なども高い銘柄が多かった。外国為替市場で1ドル=132円台後半までドル高・円安が進んだことなども、輸出セクターを中心に追い風となった。ただ、今週水曜日(12日)に3月の米CPI発表を控え、買い一巡後は伸び悩む展開となっている。値上がり銘柄数はプライム市場の7割強を占めたが、全体売買代金は前週末に続き2兆円台を割り込んだ。
日経平均・・・27,633.66円 115.35円
TOPIX・・・1,976.53円 11.09円
JPX日経400・・・17,794.86円 94.89円
東証マザーズ・・・739.22円 8.79円
東証REIT指数・・・1,805.48円 -1.86円
米ドル円・・・133.01円 1.14円
ユーロ/円・・・144.56円 0.62円
NYダウ・・・33,485.29円 2.57円
NASDAQ・・・12,087.95円 91.09円
上海総合・・・3,315.35円 -12.28円
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