【市況】東京株式(大引け)=50円高、欧米株高受け続伸も上値重い展開に
30日の東京株式市場は方向感のつかみにくい展開で途中マイナス圏に沈む場面もあったが、日経平均は取引終盤に締まり小幅ながら続伸して引けた。
大引けの日経平均株価は前営業日比50円84銭高の2万7433円40銭と続伸。プライム市場の売買高概算は11億3070万株、売買代金概算は2兆7730億円。値上がり銘柄数は960、対して値下がり銘柄数は794、変わらずは81銘柄だった。
きょうの東京市場は、はっきりしない値動きとなった。前週末の欧州株市場や米国株市場が総じて強い動きを示したものの、NYダウが終盤に急速に伸び悩むなど、やや買い疲れ感もみられた。東京市場でも前週は日経平均が大きく水準を切り上げていたこともあり、きょうは目先筋の利益確定売りや戻り売りで上値が重かった。週央に予定されるFOMCの結果を前に、積極的に上値を買い進む動きはみられず、マイナス圏で推移する時間帯もあった。一方、春節明けの上海株市場が強さを発揮し上値指向を続けたことは市場センチメントにプラスに働いた。外国為替市場ではドル・円相場が一時1ドル=129円台前半まで円高方向に振れたものの、輸出株などに与える影響は限定的だった。
【市況】日経平均は続伸、堅調な米株相場が支えだがイベント多く警戒感も/相場概況
日経平均は続伸。先週末27日の米株式市場でNYダウは6日続伸。12月コアPCE価格指数が鈍化傾向を示したため、金利先高観が後退し、寄り付き後、上昇。ミシガン大消費者信頼感指数が1年ぶりの高水準となったことなどから、景気への悲観的見方が後退し、株価を押し上げた。取引終了にかけ伸び悩んだが、プラス圏で終了した。今日の日経平均は下げる時間帯も長かったが、堅調な米株式相場が支えとなり、下値を売り急ぐ動きは見られなかった。一方、ここから発表が佳境となる主要企業の四半期決算や、今週開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)など米欧の重要金融イベント、今週末発表の米雇用統計などを見極めたいとして上値追いには慎重で、日経平均は終日、方向感の定まらない展開となった。
大引けの日経平均は前日比50.84円高の27433.40円となった。東証プライムの売買高は11億3070万株、売買代金は2兆7730億円だった。セクターでは化学、繊維製品、空運業などが上昇。一方、鉄鋼、石油石炭製品、鉱業などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の52%、対して値下がり銘柄は43%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、欧米株高や中国株堅調を受け買い優勢 (1月30日)
1.日経平均は小幅ながら続伸、欧米株高に追随
2.春節明けの上海市場が堅調推移、投資家心理改善
3.今週FOMCを控え、マイナス圏で推移する場面も
4.為替市場で円高進行も、輸出株への影響は限定的
5.目先利食いや戻り売りこなし、引けにかけ締まる
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比28ドル高と6日続伸した。FRBが利上げペースを緩めるとの観測や決算発表の内容が好感されたアメックス<AXP>などが上昇し指数を押し上げた。
週明けの東京市場では、方向感のつかみにくい展開で途中マイナス圏に沈む場面もあったが、日経平均株価は取引終盤に締まり小幅ながら続伸して引けた。
30日の東京市場は、はっきりしない値動きとなった。前週末の欧州株市場や米国株市場が総じて強い動きを示したものの、NYダウが終盤に急速に伸び悩むなど、やや買い疲れ感もみられた。東京市場でも前週は日経平均が大きく水準を切り上げていたこともあり、きょうは目先筋の利益確定売りや戻り売りで上値が重かった。週央に予定されるFOMCの結果を前に、積極的に上値を買い進む動きはみられず、マイナス圏で推移する時間帯もあった。一方、春節明けの上海株市場が強さを発揮し上値指向を続けたことは市場センチメントにプラスに働いた。外国為替市場ではドル・円相場が一時1ドル=129円台前半まで円高方向に振れたものの、輸出株などに与える影響は限定的だった。
日経平均・・・27,433.40円 50.84円
TOPIX・・・1,982.40円 -0.26円
JPX日経400・・・17,902.64円 -0.74円
東証マザーズ・・・773.76円 2.8円
東証REIT指数・・・1,863.96円 6.37円
米ドル円・・・130.03円 0.09円
ユーロ/円・・・141.83円 0.54円
NYダウ・・・33,978.08円 28.67円
NASDAQ・・・11,621.70円 109.29円
上海総合・・・3,269.31円 4.5円
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