【市況】東京株式(大引け)=19円高と小反発、上値重く方向感に欠ける展開続く
27日の東京株式市場で日経平均株価は小反発。積極的な買い材料に欠け、上値が重いなか方向感に欠ける展開が続いた。
大引けの日経平均株価は前日比19円81銭高の2万7382円56銭。プライム市場の売買高概算は11億287万株。売買代金概算は2兆6987億円となった。値上がり銘柄数は916と全体の約50%、値下がり銘柄数は822、変わらずは98銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウは205ドル高だった。テスラ<TSLA>の上昇などでハイテク株が買われた。ただインテル<INTC>の決算は冴えず、時間外取引で同社株が下落した。この流れを受けた東京市場は、朝方値を上げてスタートし90円高まで上昇する場面があった。しかし、日経平均株価の2万7400円を超える水準では高値警戒感も強く一時マイナス圏に転じるなど、上値の重い展開となった。後場は様子見姿勢が強まり一進一退が続いた。1月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)が生鮮食品を除き前年同月比4.3%上昇となったことも日銀の金融政策修正に向けた思惑を呼んだ。銀行や鉄鋼株が値を上げたが、半導体関連や海運株などが値を下げた。
【市況】日経平均は小反発、決算見極めムード突入で米株高を好感しきれず/相場概況
日経平均は小反発。26日の米株式市場でダウ平均は205.57ドル高と5日続伸。米10-12月期国内総生産(GDP)が予想を上回ったため、景気後退懸念が緩和。金利上昇も限定的で、投資家心理が改善したほか、前日に決算を発表したテスラが急伸するなどハイテクも堅調で、ナスダック総合指数は+1.75%と3日ぶり大幅反発。米国株高を引き継いで日経平均は65.66円高からスタート。しかし、心理的な節目の27500円を手前に失速すると、一時マイナスに転じる場面があった。引け後に発表された米インテルの決算や、東京都区部の消費者物価指数(CPI)の結果を受けた日本銀行の緩和修正観測の高まりが重しになったとみられる。一方、国内企業決算の反応は強弱混在で、今後の内容を見極めたいとの思惑もあり、下げ渋ると、その後は膠着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比19.81円高の27382.56円となった。東証プライム市場の売買高は11億287万株、売買代金は2兆6988億円だった。セクターでは銀行、鉄鋼、電気・ガスが上昇率上位となった一方、海運、精密機器、医薬品が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の50%、対して値下がり銘柄は45%だった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 小反発、積極的な買い材料に欠け上値は重い (1月27日)
1.日経平均は19円高と小反発、後場にかけ一進一退が続く
2.NYダウは上昇も米インテル決算不振で警戒感も強まる
3.日経平均は2万7400円台の水準では上値抑えられる
4.業績の上方修正と株式分割を発表した信越化が値を上げる
5.東エレクやレーザーテク、アドテストなど半導体関連が安い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比205ドル高と5日続伸した。米GDPが市場予想を上回ったため、景気後退懸念が緩和し買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は小反発。積極的な買い材料に欠け、上値が重いなか方向感に欠ける展開が続いた。
前日の米株式市場では、NYダウは5日続伸。テスラ<TSLA>の上昇などでハイテク株が買われた。ただインテル<INTC>の決算は冴えず、時間外取引で同社株が下落した。この流れを受けた東京市場は、朝方値を上げてスタートし90円高まで上昇する場面があった。しかし、日経平均の2万7400円を超える水準では高値警戒感も強く一時マイナス圏に転じるなど、上値の重い展開となった。後場は様子見姿勢が強まり一進一退が続いた。1月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)が生鮮食品を除き前年同月比4.3%上昇となったことも日銀の金融政策修正に向けた思惑を呼んだ。銀行や鉄鋼株が値を上げたが、半導体関連や海運株などが値を下げた。
日経平均・・・27,382.56円 19.81円
TOPIX・・・1,982.66円 4.26円
JPX日経400・・・17,903.38円 36.96円
東証マザーズ・・・770.96円 -6.32円
東証REIT指数・・・1,857.59円 24.37円
米ドル円・・・129.95円 0.48円
ユーロ/円・・・141.32円 -0.05円
NYダウ・・・33,949.41円 205.57円
NASDAQ・・・11,512.41円 199.05円
上海総合・・・3,264.81円 24.53円
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