【市況】東京株式(大引け)=180円安と5日続落、不透明感強く買い手控えられる
21日の東京株式市場で日経平均株価は5日続落。日銀の金融政策修正の影響を確かめたいとの見方は強く、買い手控えられ軟調相場が続いた。
大引けの日経平均株価は前日比180円31銭安の2万6387円72銭。プライム市場の売買高概算は17億7960万株。売買代金概算は3兆7191億円となった。値上がり銘柄数は400と全体の約22%、値下がり銘柄数は1387、変わらずは51銘柄だった。
日銀の金融政策修正を受け、相場が急落した昨日の地合いを引き継ぎ、上値の重い展開が続いた。前場には一時、日経平均は300円近い下落となる場面があった。売り一巡後は値を戻したが、買いは続かなかった。後場は安値圏での一進一退が続いた。為替相場では、きょうは132円台まで円安方向に振れたことは安心感を呼んだが、不透明感は払拭されなかった。銀行株が高く、主力ハイテク株や自動車株が安い。
【市況】日経平均は5日続落、景気後退懸念や円高進行が重荷/相場概況
日経平均は5日続落。20日の米株式市場でダウ平均は92.20ドル高と5日ぶり反発。サプライズとなった日銀の政策決定を受けて下落スタート。プラス圏で推移する場面もあったが、主要各国中央銀行による金融引き締めが景気後退を招くとの懸念や米長期金利の上昇が相場の重荷となった。ナスダック総合指数は+0.01%と小幅ながら5日ぶり反発。米国株の反発がありながらも、急速な為替の円高進行が嫌気され、日経平均は20.86円安からスタートすると、序盤は売りが先行し、26269.80円(298.23円安)まで下げ幅を拡大。ただ、連日の急ピッチでの下落から短期的な戻りを狙った押し目買いなども強まり、前場中ごろからは切り返して一時プラス圏にまで浮上。ただ、その後は騰勢一服で再び下落。アジア市況も冴えない中、午後は小動きながら軟調な展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比180.31円安の26387.72円となった。東証プライム市場の売買高は17億7960万株、売買代金は3兆7191億円だった。セクターでは輸送用機器、不動産、電気機器が下落率上位となった一方、銀行、海運、空運が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の75%、対して値上がり銘柄は22%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 5日続落、日銀金融政策修正の影響で売り継続 (12月21日)
1.日経平均は180円安と5日続落、上値重く軟調相場が続く
2.為替は132円前後の円安方向に振れ市場には安心感も広がる
3.前日の日銀による政策修正の波紋が残り、買い手控え気分強まる
4.円高基調が嫌気されトヨタが新安値となるなど自動車株が軟調
5.三菱UFJや三井住友FGが高く銀行株は引き続き物色人気に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比92ドル高と5日ぶりに反発した。前日までの大幅安の反動で短期的な戻りを見込む買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は5日続落。日銀の金融政策修正の影響を確かめたいとの見方は強く、買い手控えられ軟調相場が続いた。
日銀の金融政策修正を受け、相場が急落した昨日の地合いを引き継ぎ、上値の重い展開が続いた。前場には一時、日経平均は300円近い下落となる場面があった。売り一巡後は値を戻したが、買いは続かなかった。後場は安値圏での一進一退が続いた。為替相場では、きょうは132円台まで円安方向に振れたことは安心感を呼んだが、不透明感は払拭されなかった。銀行株が高く、主力ハイテク株や自動車株が安い。
日経平均・・・26,387.72円 -180.31円
TOPIX・・・1,893.32円 -12.27円
JPX日経400・・・17,119.20円 -91.36円
東証マザーズ・・・721.85円 -4.98円
東証REIT指数・・・1,873.94円 35.46円
米ドル円・・・131.62円 -0.96円
ユーロ/円・・・139.78円 -0.92円
NYダウ・・・32,849.74円 92.2円
NASDAQ・・・10,547.11円 1.08円
上海総合・・・3,068.41円 -5.35円
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