【市況】東京株式(大引け)=289円安と3日続落、買い材料乏しく軟調展開に
19日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。前週末の米株式市場が下落し買い材料に欠けるなか、売りが先行する展開となった。
大引けの日経平均株価は前週末比289円48銭安の2万7237円64銭。プライム市場の売買高概算は9億7132万株。売買代金概算は2兆3596億円となった。値上がり銘柄数は667と全体の約36%、値下がり銘柄数は1082、変わらずは90銘柄だった。
前週末16日の米株式市場では、NYダウが米金融引き締めに対する警戒感や景気後退懸念を背景に281ドル安となった。米株式市場が下落した流れを受け、東京株式市場も軟調な値動きが続いた。日経平均は、一時2万7100円台に下落した。手掛かり材料難のなか、全体相場は売り一巡後は安値圏での一進一退の値動きとなった。半導体関連などハイテク株や自動車株が軟調だった。2%の物価上昇目標の達成時期などの見直しを検討する、と一部で報じられたことを受け、銀行株がしっかり。
【市況】日経平均は3日続落、主要中銀の金融引き締めによる景気後退・企業業績悪化を警戒/相場概況
日経平均は3日続落。先週末16日の米株式市場でNYダウは3日続落。12月製造業・サービス業PMI速報値が想定外に11月から悪化したため、景気後退を懸念した売りが先行した。連邦準備制度理事会(FRB)高官がインタビューや講演で、政策金利を高水準で長期にわたり維持する姿勢を再確認したため、長期金利やドルが上昇したことも更なる売り圧力となった。米株安を受けた今日の東京市場は売りが先行し、日経平均は247.20円安でスタート。世界の主要中央銀行による金融引き締め長期化が景気後退・企業業績悪化を招くとの警戒感が強くなっており、積極的な買いは手控えられた。また、日経平均が下値支持線として意識された23週移動平均線や13週線、200日線を下回ったことから、相場の基調は弱いとの指摘もあった。
大引けの日経平均は前日比289.48円安の27237.64円となった。東証プライムの売買高は9億7132万株、売買代金は2兆3596億円だった。セクターでは鉱業、海運業、精密機器などが下落。一方、銀行業、パルプ・紙、水産・農林業などが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の58%、対して値上がり銘柄は36%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米株安を受け安値圏での一進一退 (12月19日)
1.日経平均は289円安と3日続落、一時2万7100円台に下落
2.前週末16日の米株式市場は金融引き締めと景気後退懸念で軟調
3.東京株式市場は売り一巡後は安値圏での一進一退の値動きに
4.ファストリやSBG、ダイキンなどの値がさ株が軟調な動き
5.日銀の金融政策変更に絡む思惑で三菱UFJなど銀行株が高い
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比281ドル安と3日続落した。FRBの急速な利上げによる景気後退懸念が強まり、消費関連株を中心に売りが優勢となった。
週明けの東京市場では日経平均株価は3日続落。前週末の米株式市場が下落し買い材料に欠けるなか、売りが先行する展開となった。
前週末16日の米株式市場では、NYダウが米金融引き締めに対する警戒感や景気後退懸念を背景に3日続落となった。米株式市場が下落した流れを受け、東京株式市場も軟調な値動きが続いた。日経平均は、一時2万7100円台に下落した。手掛かり材料難のなか、全体相場は売り一巡後は安値圏での一進一退の値動きとなった。半導体関連などハイテク株や自動車株が軟調だった。2%の物価上昇目標の達成時期などの見直しを検討する、と一部で報じられたことを受け、銀行株がしっかり。
日経平均・・・27,237.64円 -289.48円
TOPIX・・・1,935.41円 -14.8円
JPX日経400・・・17,467.97円 -135.25円
東証マザーズ・・・762.77円 -12.06円
東証REIT指数・・・1,941.53円 -37.08円
米ドル円・・・136.33円 -0.89円
ユーロ/円・・・144.65円 -1.25円
NYダウ・・・32,920.46円 -281.76円
NASDAQ・・・10,705.41円 -105.11円
上海総合・・・3,107.11円 -60.74円
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