【市況】東京株式(大引け)=524円安と大幅続落、米国の景気後退懸念で売り膨らむ
16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。前日のNYダウが急落したことが嫌気され、日経平均株価は2万7500円台に下落した。
大引けの日経平均株価は前日比524円58銭安の2万7527円12銭。プライム市場の売買高概算は13億8413万株。売買代金概算は3兆4268億円となった。値上がり銘柄数は290と全体の約16%、値下がり銘柄数は1493、変わらずは56銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウは764ドル安と急落。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め政策が嫌気されたほか、米11月小売売上高が予想を下回ったことから景気後退に対する警戒感が強まった。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も大幅安となった。半導体関連などハイテク株が売られたほか、景気後退懸念で非鉄や電気、精密、輸送用機器などが売られた。海運株は堅調だった。為替は1ドル=137円30銭前後へ大幅な円安が進行した。
【市況】日経平均は大幅続落、景気後退懸念強まり全般売り優勢/相場概況
日経平均は大幅続落。15日の米株式市場でダウ平均は764.13ドル安と大幅続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)で高水準の政策金利が長期にわたり維持される計画が示されたことに続き、欧州中央銀行(ECB)も定例理事会で当面利上げを継続する必要があるとタカ派色を強めたため、売りが先行。米11月小売売上高など重要経済指標が軒並み予想を下回ったことも投資家心理を悪化させた。ナスダック総合指数も-3.22%と大幅続落。米国株安を引き継いで日経平均は345円安からスタート。売り先行後は心理的な節目の27500円を手前に下げ渋っていたが、景気後退懸念が強まる中、ほとんど買い戻しが入らず安値圏での底這いが続いた。午後に入ってからは手仕舞い売りが膨らみ一段安となった。取引終盤に27488.83円(562.87円安)と安値を付けた後は下げ渋り、かろうじて27500円は維持した。
大引けの日経平均は前日比524.58円安の27527.12円となった。東証プライム市場の売買高は13億8413万株、売買代金は3兆4268億円だった。セクターでは非鉄金属、その他金融、機械を筆頭にほぼ全面安となった。一方、海運、不動産の2業種が上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の81%、対して値上がり銘柄は16%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、米株急落でハイテク株など中心に売り優勢 (12月16日)
1.日経平均は524円安と大幅続落、NYダウの急落を嫌気
2.米11月小売売上高が冴えず市場に景気後退懸念が高まる
3.ハイテク株など売られ日経平均は2万7500円台に下落
4.東エレクやレーザーテク、スクリンなど半導体関連株が安い
5.郵船や商船三井、川崎汽といった海運株は底堅い値動きに
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比764ドル安と続落した。足元の経済指標悪化による景気後退を懸念した売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は大幅続落。前日のNYダウが急落したことが嫌気され、日経平均は2万7500円台に下落した。
前日の米株式市場では、NYダウは急落。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め政策が嫌気されたほか、米11月小売売上高が予想を下回ったことから景気後退に対する警戒感が強まった。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も大幅安となった。半導体関連などハイテク株が売られたほか、景気後退懸念で非鉄や電気、精密、輸送用機器などが売られた。海運株は堅調だった。為替は1ドル=137円30銭前後へ大幅な円安が進行した。
日経平均・・・27,527.12円 -524.58円
TOPIX・・・1,950.21円 -23.69円
JPX日経400・・・17,603.22円 -230.13円
東証マザーズ・・・774.83円 -11.61円
東証REIT指数・・・1,978.61円 26.85円
米ドル円・・・137.09円 1.24円
ユーロ/円・・・145.66円 1.1円
NYダウ・・・33,202.22円 -764.13円
NASDAQ・・・10,810.52円 -360.36円
上海総合・・・3,167.85円 -0.79円
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