【市況】東京株式(大引け)=250円安、米株軟調受け再び下値試す展開に
20日の東京株式市場は総じて売りに押される展開となり日経平均は反落。ただ、後場に入って下げ渋り2万7000円台はキープした。
大引けの日経平均株価は前営業日比250円42銭安の2万7006円96銭と3日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は10億4453万株、売買代金概算は2兆5453億円。値上がり銘柄数は497、対して値下がり銘柄数は1250、変わらずは90銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避ムードのなか、朝方は日経平均が漸次水準を切り下げる展開を余儀なくされ、一時2万6800円台まで売り込まれる場面があった。前日の米国株市場では米長期金利の上昇を嫌気して主要株指数が軟調な値動きを示し、東京市場もこの流れを引き継いだ。前場は米株価指数先物の弱い動きが投資家心理を冷やしたが、後場に入ると、中国の新型コロナウイルスの規制が緩むとの思惑が押し目買いや買い戻しを誘い日経平均は下げ渋った。空運や鉄道、外食などインバウンド関連の一角が買われ、全体指数の戻りに貢献した。個別株はプライム市場の7割近い銘柄が値を下げた。売買代金は2兆5000億円台で盛り上がりは欠いたものの、前日の水準は上回った。
【市況】日経平均は3日ぶり反落、米金利上昇嫌気も中国コロナ規制緩和報道で下げ渋る/相場概況
日経平均は3日ぶり反落。19日の米株式市場でダウ平均は99.99ドル安と反落。企業決算を好感した買いが先行したが、米10年債利回りが4.14%と2008年7月ぶりの高水準にまで上昇したことが嫌気されて下落に転じた。ナスダック総合指数も-0.85%と反落。日経平均は275.63円安と27000円を割り込んでスタート。ナスダック100先物が下げ幅を広げていたことに加え、香港ハンセン指数も大幅安となっていたことで、午前は下げ幅を広げる動きが続いた。しかし、後場の寄り付き直後に26872.45円(384.93円安)とこの日の安値を付けてからは下げ渋ると、その後、中国当局が新型コロナ対策として実施している入国者の隔離期間の短縮を討議と伝わると、ムードが一変して買い戻しが強まり、午後中ごろには27092.55円(164.83円安)まで回復した。
大引けの日経平均は前日比250.42円安の27006.96円となった。東証プライム市場の売買高は10億4453万株、売買代金は2兆5453億円だった。セクターでは精密機器、ガラス・土石、海運が下落率上位となった一方、鉱業、空運、銀行が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は27%だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米株安受けリスク回避の売り優勢 (10月20日)
1.日経平均は3日ぶり反落、米株軟調受け売り優勢に
2.米金利上昇警戒で一時2万6800円台も後場下げ渋る
3.中国の新型コロナ規制が緩むとの思惑が買いを誘う
4.空運、外食などインバウンド関連の一角が物色人気
5.売買代金は前日上回り、全体の7割近い銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比99ドル安と3日ぶりに反落した。米長期金利が14年ぶりの高水準を付けたことをきっかけに目先の利益を確定する売りが優勢となった。
東京市場では、総じて売りに押される展開となり日経平均株価は反落。ただ、後場に入って下げ渋り2万7000円台はキープした。
20日の東京市場は、リスク回避ムードのなか、朝方は日経平均が漸次水準を切り下げる展開を余儀なくされ、一時2万6800円台まで売り込まれる場面があった。前日の米国株市場では米長期金利の上昇を嫌気して主要株指数が軟調な値動きを示し、東京市場もこの流れを引き継いだ。前場は米株価指数先物の弱い動きが投資家心理を冷やしたが、後場に入ると、中国の新型コロナウイルスの規制が緩むとの思惑が押し目買いや買い戻しを誘い日経平均は下げ渋った。空運や鉄道、外食などインバウンド関連の一角が買われ、全体指数の戻りに貢献した。個別株はプライム市場の7割近い銘柄が値を下げた。売買代金は2兆5000億円台で盛り上がりは欠いたものの、前日の水準は上回った。
日経平均・・・27,006.96円 -250.42円
TOPIX・・・1,895.41円 -9.65円
JPX日経400・・・16,983.48円 -96.75円
東証マザーズ・・・727.75円 -4.96円
東証REIT指数・・・1,869.90円 3.71円
米ドル円・・・149.83円 0.5円
ユーロ/円・・・146.45円 -0.48円
NYダウ・・・30,423.81円 -99.99円
NASDAQ・・・10,680.50円 -91.89円
上海総合・・・3,035.05円 -9.32円
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