【市況】東京株式(大引け)=327円高、円安追い風にハイテクやインバウンド関連が牽引
12日の東京株式市場は、前週末の欧米株市場が全面高に買われたことを受け、主力株など中心にリスク選好の地合いが継続した。
大引けの日経平均株価は前営業日比327円36銭高の2万8542円11銭と大幅高で3日続伸。プライム市場の売買高概算は9億2587万株、売買代金概算は2兆1699億円。値上がり銘柄数は1259、対して値下がり銘柄数は488、変わらずは90銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方から大きく買い優勢に傾いた。前週末の欧州株市場が全面高様相となったが、この流れを引き継いで米国株市場でもNYダウなど主要株価指数が上値追い態勢を強めた。FRBによる金融引き締めへの警戒感が後退、米長期金利上昇に歯止めがかかりハイテク株などに追い風が吹いた。東京市場でも外国為替市場でドル高・円安が進行したことを受けて値がさハイテク株が全体指数上昇に寄与、政府の入国規制緩和の動きを背景にインバウンド関連株にも買いが広がった。日経平均は一時400円近い上昇をみせる場面もあったが、あすに8月の米CPI発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑から後半はやや伸び悩んだ。売買代金は2兆1000億円台と盛り上がりを欠いた。値上がり銘柄数は69%とプライム市場の3分の2を占めた。
【市況】日経平均は3日続伸、水際対策緩和への期待感も株価支援要因に/相場概況
日経平均は3日続伸。先週末9日の米株式市場でNYダウは3日続伸。ドル高が一段落したほか、予想を上回った企業決算を受け買いが先行した。週末で買い戻しが加速したほか、13日発表予定の8月の消費者物価指数(CPI)の改善が期待され長期金利が低下したこともありハイテク株が買われ、主要株価指数は上げ幅を拡大して取引を終了した。米株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は268.84円高でスタート。政府が新型コロナ水際対策の入国者数上限を撤廃する調整に入ったと伝えられたことから、経済活動の本格再開への期待感が高まったことも株価支援要因となり、日経平均は売買一巡後はやや様子見ムードが広がったが概ね底堅く推移し、3日続伸となった。
大引けの日経平均は前日比327.36円高の28542.11円となった。東証プライムの売買高は9億2587万株、売買代金は2兆1699億円だった。セクターでは陸運業、空運業、精密機器などが上昇。一方、鉱業、電気・ガス業、海運業が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は26%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、欧米株高や円安でリスク選好の買い継続 (9月12日)
1.日経平均は大幅高で3日続伸、前週末の欧米株全面高に追随
2.米株市場は金融引き締め政策への過度な懸念後退で戻り続く
3.米長期金利の上昇が一服、ハイテクセクターに追い風が吹く
4.国内は入国規制緩和でインバウンド関連への物色人気強まる
5.米CPI発表を控え、日経平均は買い一巡後伸び悩む展開に
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比377ドル高と3日続伸した。米長期金利の上昇一服でハイテク株や景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、日経平均株価は前週末の欧米株市場が全面高に買われたことを受け、主力株など中心にリスク選好の地合いが継続した。
12日の東京市場は、朝方から大きく買い優勢に傾いた。前週末の欧州株市場が全面高様相となったが、この流れを引き継いで米国株市場でもNYダウなど主要株価指数が上値追い態勢を強めた。FRBによる金融引き締めへの警戒感が後退、米長期金利上昇に歯止めがかかりハイテク株などに追い風が吹いた。東京市場でも外国為替市場でドル高・円安が進行したことを受けて値がさハイテク株が全体指数上昇に寄与、政府の入国規制緩和の動きを背景にインバウンド関連株にも買いが広がった。日経平均は一時400円近い上昇をみせる場面もあったが、明日に8月の米CPI発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑から後半はやや伸び悩んだ。売買代金は2兆1000億円台と盛り上がりを欠いた。値上がり銘柄数は69%とプライム市場の3分の2を占めた。
日経平均・・・28,542.11円 327.36円
TOPIX・・・1,980.22円 14.69円
JPX日経400・・・17,868.89円 126.73円
東証マザーズ・・・753.90円 12.58円
東証REIT指数・・・2,033.51円 4.24円
米ドル円・・・142.63円 0.28円
ユーロ/円・・・144.49円 0.78円
NYダウ・・・32,151.71円 377.19円
NASDAQ・・・12,112.30円 250.17円
上海総合・・・3,262.05円 26.46円
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