【市況】東京株式(大引け)=430円安、米株安とアジア株安受けリスクオフ加速
1日の東京株式市場は大きく売り優勢に傾き日経平均株価は400円を超える下げで2万8000円台を大幅に割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比430円06銭安の2万7661円47銭と大幅続落。プライム市場の売買高概算は11億42万株、売買代金概算は2兆7170億円。値上がり銘柄数は195、対して値下がり銘柄数は1606、変わらずは35銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避ムードが一気に強まり、日経平均は2万8000円台を大きく下回る展開となった。前日の米国株市場ではFRBの金融引き締め策が長期化することへの警戒感が拭えず、引き続き買いが手控えられる展開となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに4日続落となった。これを受けて、東京市場でも主力株を中心に保有株の買いポジションを低める動きが顕在化する形に。アジア株市場も総じて軟調で、韓国、香港、台湾などの下げが大きかったことも投資家のセンチメントを弱気に傾けた。外国為替市場では1ドル=139円台後半まで円安が進んだものの、これを好感する動きは限定的だった。値下がり銘柄数は1600を超え、プライム市場全体の87%強の銘柄が下落している。
【市況】日経平均は大幅続落、米金利上昇や米中摩擦懸念で売り膨らむ/相場概況
日経平均は大幅続落。31日の米株式市場でダウ平均は280ドル安と4日続落。8月ADP雇用統計が予想を下回ったため、大幅利上げ観測が後退して一時上昇。しかし、クリーブランド連銀のメスター総裁が来年の早い時期に政策金利を4%以上に引き上げるべきとタカ派姿勢を表明したことで、長期金利が上昇し下落に転じた。ナスダック総合指数は-0.56%と4日続落。日経平均は294.53円安と大きく28000円を割り込んでスタート。米国の中国に対する半導体輸出規制の報道を受け、時間外取引のナスダック100先物が下げ幅を広げるなか、ハイテク株を中心に売りが広がった。香港ハンセン指数も下落するなか、下値模索の展開が続き、一時27606.22円(485.31円安)まで下落した。その後、200日移動平均線を手前に下げ渋ったが、戻りは鈍く、午後は安値圏でのもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比430.06円安の27661.47円となった。東証プライム市場の売買高は11億42万株、売買代金は2兆7170億円だった。セクターでは海運、卸売、鉱業を筆頭にほぼ全面安となり、上昇したのは建設のみだった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は11%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、アジア株安を受け再び2万8000円台割れ (9月1日)
1.日経平均は大幅続落、再び2万8000円台割れ
2.米株市場はFRBの金融引き締め長期化への警戒感強い
3.アジア株市場が総じて安く投資家のセンチメント悪化
4.為替市場で急速な円安進行も好感する動きは限定的に
5.値下がり銘柄数は1600超で、全体の87%が下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比280ドル安と4日続落した。FRBによる金融政策引き締めが長期化すること警戒する売りが優勢となった。
東京市場では、大きく売り優勢に傾き日経平均株価は400円を超える下げで2万8000円台を大幅に割り込んだ。
1日の東京市場は、リスク回避ムードが一気に強まり、日経平均は2万8000円台を大きく下回る展開となった。前日の米国株市場ではFRBの金融引き締め策が長期化することへの警戒感が拭えず、引き続き買いが手控えられる展開となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに4日続落となった。これを受けて、東京市場でも主力株を中心に保有株の買いポジションを低める動きが顕在化する形に。アジア株市場も総じて軟調で、韓国、香港、台湾などの下げが大きかったことも投資家のセンチメントを弱気に傾けた。外国為替市場では1ドル=139円台後半まで円安が進んだものの、これを好感する動きは限定的だった。値下がり銘柄数は1600を超え、プライム市場全体の87%強の銘柄が下落している。
日経平均・・・27,661.47円 -430.06円
TOPIX・・・1,935.49円 -27.67円
JPX日経400・・・17,426.26円 -253.04円
東証マザーズ・・・728.90円 -13.23円
東証REIT指数・・・2,013.60円 -20.11円
米ドル円・・・139.32円 0.74円
ユーロ/円・・・139.50円 0.88円
NYダウ・・・31,510.43円 -280.44円
NASDAQ・・・11,816.20円 -66.93円
上海総合・・・3,184.97円 -17.15円
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