【市況】東京株式(大引け)=139円安と5日続落、上値重く軟調展開が続く
24日の東京株式市場で日経平均株価は5日続落。朝方は値を上げて始まったが、上値は重く買い一巡後は売りに押される軟調展開が続いた。
大引けの日経平均株価は前日比139円28銭安の2万8313円47銭。プライム市場の売買高概算は10億2293万株。売買代金概算は2兆2916億円となった。値上がり銘柄数は1005と全体の約55%、値下がり銘柄数は734、変わらずは99銘柄だった。
前日のNYダウは154ドル安と3日続落した。経済指標の悪化などが警戒された。ただ、日経平均株価は前日まで4日続落していたこともあり、寄り付きでは値頃感からの買いが入り値を上げてスタートした。しかし、上値は重く買い一巡後はマイナス圏に転じ、一時170円安まで下落した。26日に予定されているジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前に、いったんポジションを落とす動きが出ている様子だ。ただ、全体的に様子見姿勢が強く、後場に入ってからは狭いレンジでの一進一退が続いた。
【市況】日経平均は5日続落、景気後退懸念やアジア市況の下落で売り優勢/相場概況
日経平均は5日続落。23日の米株式市場でダウ平均は154ドル安と3日続落。8月総合購買担当者景気指数(PMI)が2カ月連続で50割れとなったことで景気後退懸念が強まった。7月新築住宅販売件数も2016年来で最低となる低調な結果に終わると更なる売り圧力となった。ジャクソンホール会合を控えた警戒感からハイテク株も冴えず、終日軟調に推移。ナスダック総合指数は0.27ドル安とほぼ横ばいだった。前日に大きく下落していた日経平均は自律反発狙いの買いから28.59円高からスタート。序盤に28515.61円(62.86円高)まで上昇したが、買いが続かず失速。午前中ごろからは売りが広がり、一時28282.21円(170.54円安)まで下落。その後は下げ渋ったが、アジア市況が大きく崩れるなか、午後はこの日の安値圏でのもみ合いにとどまった。
大引けの日経平均は前日比139.28円安の28313.47円となった。東証プライム市場の売買高は10億2293万株、売買代金は2兆2916億円だった。セクターではその他製品、空運、海運が下落率上位となった一方、電気・ガス、鉱業、パルプ・紙が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の40%、対して値上がり銘柄は55%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 5日続落、朝高も買い一巡後は売りに押される (8月24日)
1.日経平均は139円安と5日続落、朝高後に値を消す展開
2.前日のNYダウは154ドル安、経済指標の悪化が警戒感呼ぶ
3.26日のパウエルFRB議長の講演会を前に売りが先行する
4.東エレクやレーザーテク、任天堂など値がさ株が軟調に推移
5.原発の再稼働期待で東電HDや日製鋼、助川電気などが急伸
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比154ドル安と3日続落した。FRBによる大幅利上げ継続への警戒感から売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は5日続落。朝方は値を上げて始まったが、上値は重く買い一巡後は売りに押される軟調展開が続いた。
前日のNYダウは3日続落した。経済指標の悪化などが警戒された。ただ、日経平均は前日まで4日続落していたこともあり、寄り付きでは値頃感からの買いが入り値を上げてスタートした。しかし、上値は重く買い一巡後はマイナス圏に転じ、一時170円安まで下落した。26日に予定されているジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前に、いったんポジションを落とす動きが出ている様子だ。ただ、全体的に様子見姿勢が強く、後場に入ってからは狭いレンジでの一進一退が続いた。
日経平均・・・28,313.47円 -139.28円
TOPIX・・・1,967.18円 -4.26円
JPX日経400・・・17,721.09円 -43.87円
東証マザーズ・・・735.16円 2.2円
東証REIT指数・・・2,005.52円 -6.25円
米ドル円・・・136.61円 -0.66円
ユーロ/円・・・135.58円 -0.77円
NYダウ・・・32,909.59円 -154.02円
NASDAQ・・・12,381.30円 -0.27円
上海総合・・・3,215.20円 -61.02円
0コメント