【市況】東京株式(大引け)=251円高、欧米株全面高受け一時2万7000円台回復
18日の東京株式市場はリスクオンの流れが継続、日経平均株価は上値指向を継続した。一時2万7000円台を回復する場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比251円45銭高の2万6911円20銭と4日続伸。プライム市場の売買高概算は12億6716万株、売買代金概算は2兆9698億円。値上がり銘柄数は1137、対して値下がり銘柄数は646、変わらずは54銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が全面高の様相をみせたことで、リスク選好の地合いとなった。米国では4月の小売売上高が事前予測を上回り、経済減速への懸念が後退し、消費関連株の一角に物色の矛先が向いた。また半導体セクターへの買い戻しが顕著で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅上昇したことから、東京市場でも同関連株に買いが入り全体指数の上昇に貢献した。日経平均は一時400円近く水準を切り上げ、2万7000円台を上回って推移する場面もあったが、その後は戻り売りを浴び上げ幅を縮小した。米株価指数先物がやや軟調に推移していたことも、利食い急ぎの動きを誘発したとみられる。プライム市場の売買代金は前日に続き3兆円台には届かなかった。
【市況】日経平均は4日続伸、米ハイテク株高受けても買いの勢いつかず/相場概況
日経平均は4日続伸。17日の米株式市場でNYダウは大幅に3日続伸。中国上海の都市封鎖(ロックダウン)解除への期待に加え、4月小売売上高など良好な経済指標を背景に景気後退懸念が緩和。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演も概ね想定内の内容にとどまり、あく抜け感に繋がった。ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は大幅に反発。こうした流れを引き継いで日経平均は167.07円高からスタートすると、朝方は買いが先行し、一時27053.18円(393.43円高)まで上昇。ただ、節目を回復した目先の達成感や戻り待ちの売りで失速すると、時間外取引のナスダック100先物やアジア市況が弱含むなか、一時81.59円高まで上げ幅を縮小。午後はアジア市況が下げ幅を縮めるのに並走して緩やかに値を切り上げる展開となった。
大引けの日経平均は前日比251.45円高の26911.20円となった。東証プライムの売買高は12億6716万株、売買代金は2兆9698億円だった。セクターではその他製品、電気機器、精密機器など上昇率上位に並んだ一方、パルプ・紙、鉱業、小売、ゴム製品の4業種が下落となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の62%、対して値下がり銘柄は35%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、欧米株高を受けリスク選好の流れが継続 (5月18日)
1.日経平均は4日続伸、欧米株の全面高受け上値追い続く
2.米小売売上高を好感しリスク選好、一時2万7000円台に
3.米ハイテク株買われ、SOX指数急騰で半導体関連に追い風
4.買い一巡後は米株価指数先物の動きなどを横目に上げ幅縮小
5.売買代金は盛り上がりを欠き、前日に続き3兆円台に届かず
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比431ドル高と3日続伸した。堅調な米小売売上高を受け、景気敏感株や消費関連株を中心に買いが優勢となった。
東京市場ではリスクオンの流れが継続、日経平均株価は上値指向を継続した。一時2万7000円台を回復する場面もあった。
18日の東京市場は、前日の欧米株市場が全面高の様相をみせたことで、リスク選好の地合いとなった。米国では4月の小売売上高が事前予測を上回り、経済減速への懸念が後退し、消費関連株の一角に物色の矛先が向いた。また半導体セクターへの買い戻しが顕著で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅上昇したことから、東京市場でも同関連株に買いが入り全体指数の上昇に貢献した。日経平均は一時400円近く水準を切り上げ、2万7000円台を上回って推移する場面もあったが、その後は戻り売りを浴び上げ幅を縮小した。米株価指数先物がやや軟調に推移していたことも、利食い急ぎの動きを誘発したとみられる。プライム市場の売買代金は前日に続き3兆円台には届かなかった。
日経平均・・・26,911.20円 251.45円
TOPIX・・・1,884.69円 17.98円
JPX日経400・・・17,005.67円 171.85円
東証マザーズ・・・656.37円 10.91円
東証REIT指数・・・1,987.76円 9.76円
米ドル円・・・129.14円 -0.25円
ユーロ/円・・・135.86円 0.48円
NYダウ・・・32,654.59円 431.17円
NASDAQ・・・11,984.52円 321.73円
上海総合・・・3,085.97円 -7.71円
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