【市況】東京株式(大引け)=335円高、半導体関連など買われ全体相場を牽引
21日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となり、日経平均は大幅続伸し2万7000円台半ばまで水準を切り上げてきた。
大引けの日経平均株価は前営業日比335円21銭高の2万7553円06銭と3日続伸。プライム市場の売買高概算は10億2912万株、売買代金概算は2兆5187億円。値上がり銘柄数は1242、対して値下がり銘柄数は528、変わらずは69銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク選好の流れが強まった。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちの展開となり、NYダウは続伸したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が反落しており、これを受けて朝方は様子見ムードが漂っていた。しかし、寄り後は一貫して下値を切り上げる展開に。目立った強気材料はなかったものの、米株価指数先物の上昇を横目に市場のセンチメントが改善。日経平均は2万7000円台前半の売り物を吸収し、2万7500円台まで水準を切り上げ約2週間ぶりの高値となった。米長期金利の上昇に目先一服感が出ており、つれて外国為替市場でもドル買いの動きが弱まり円安進行に歯止めがかかったことも、過度な不安心理の後退につながった。半導体関連が強く、機械、精密株などへの買いも全体を押し上げている。
【市況】日経平均は大幅に3日続伸、335円高、値がさ株中心に買い/相場概況
日経平均は大幅に3日続伸。20日の米国市場でNYダウは続伸し、249ドル高となった。ネットフリックスの急落が話題となったが、IBMやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が決算を受けて買われ、NYダウを押し上げた。インフレのピークアウト期待などから金利が低下したことも買いを誘った。本日の日経平均はこれらを好感して41円高からスタートすると、寄り付き後も上げ幅を拡大。半導体関連などの値がさ株を中心に買いが入り、後場には27580.64円(前日比362.79円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比335.21円高の27553.06円となった。終値としては今月5日以来の高値となる。東証プライム市場の売買高は10億2912万株、売買代金は2兆5187億円だった。業種別では、金属製品、機械、電気機器が上昇率上位だった。一方、電気・ガス業、鉄鋼、保険業が下落率上位だった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は29%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、米金利の上昇一服で半導体株などが高い (4月21日)
1.日経平均は3日続伸、2万7500円台まで水準切り上げる
2.米株市場では主要株指数が高安まちまちで東京市場も消化難
3.米株先物が上昇し、これを横目に市場のセンチメントが改善
4.米長期金利上昇一服で、円安進行にも歯止めがかかる展開に
5.半導体主力株が売買代金を膨らませ活況高、全体相場を牽引
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比249ドル高と続伸した。プロクター・アンド・ギャンブルやIBMなど決算が好調だった銘柄が買われ、指数を押し上げた。
東京市場では、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となり、日経平均株価は大幅続伸し2万7000円台半ばまで水準を切り上げてきた。
21日の東京市場は、リスク選好の流れが強まった。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちの展開となり、NYダウは続伸したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が反落しており、これを受けて朝方は様子見ムードが漂っていた。しかし、寄り後は一貫して下値を切り上げる展開に。目立った強気材料はなかったものの、米株価指数先物の上昇を横目に市場のセンチメントが改善。日経平均は2万7000円台前半の売り物を吸収し、2万7500円台まで水準を切り上げ約2週間ぶりの高値となった。米長期金利の上昇に目先一服感が出ており、つれて外国為替市場でもドル買いの動きが弱まり円安進行に歯止めがかかったことも、過度な不安心理の後退につながった。半導体関連が強く、機械、精密株などへの買いも全体を押し上げている。
日経平均・・・27,553.06円 335.21円
TOPIX・・・1,928.00円 12.85円
JPX日経400・・・17,391.88円 142.49円
東証マザーズ・・・722.33円 -6.18円
東証REIT指数・・・1,985.33円 12.85円
米ドル円・・・128.06円 -0.59円
ユーロ/円・・・139.52円 0.47円
NYダウ・・・35,160.79円 249.59円
NASDAQ・・・13,453.06円 -166.59円
上海総合・・・3,079.80円 -71.24円
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