【市況】東京株式(大引け)=205円安、欧米株安受け利益確定売り優勢に
31日の東京株式市場は売り優勢でスタートし、日経平均は途中プラス圏に浮上する場面もあったが、後場に売り直される展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比205円82銭安の2万7821円43銭と続落。東証1部の売買高概算は13億4043万株、売買代金概算は3兆2438億円。値上がり銘柄数は396、対して値下がり銘柄数は1729、変わらずは51銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて軟調だったこともあり、リスク回避の売りに押される展開となった。米国では発表された民間の雇用リポートが好調だったものの、ウクライナ情勢が依然として不透明で利食い優勢の地合いとなった。東京市場でもこの流れを引き継ぎ朝方から軟調だったが、前場取引時間中に、バイデン米政権がエネルギー価格高騰に対応して石油備蓄放出の計画を検討していることが報じられ、原油先物価格の急落を横目に全体相場は一時プラス圏に浮上する場面もあった。ただ、あすに3月の米雇用統計発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑から買いは続かなかった。業種別では33業種中29業種が安く、海運株だけ突出して買われた以外は総じて売りが目立った。個別でも東証1部全体の8割の銘柄が下落した。
市況】日経平均は続落、停戦交渉や中国景気に懸念、一時プラスも/相場概況
日経平均は続落。30日の米国市場で5日ぶりに反落し、65ドル安となった。ロシアがウクライナとの停戦交渉について「事態打開の進展なし」との見解を示し、停戦への期待が後退した。本日の日経平均は米株安の流れを引き継いで217円安からスタート。米政権が石油備蓄の放出を検討しているとの報道で原油先物相場が急落すると、商品高によるインフレ懸念が和らいだとみられ、プラス圏に浮上する場面があった。しかし、中国の企業景況感の悪化を受けて香港・上海株が軟調だったことから、その後再び弱含んだ。
大引けの日経平均は前日比205.82円安の27821.43円となった。東証1部の売買高は13億4043万株、売買代金は3兆2438億円だった。業種別では、証券、銀行業、保険業が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、海運業、パルプ・紙、鉄鋼など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は18%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、欧米株安受けリスク回避の売りが優勢 (3月31日)
1.日経平均は続落、前日の欧米株安受けリスク回避の売り優勢
2.バイデン政権による石油備蓄放出報道で一時プラス圏に切り返す
3.あすに米雇用統計発表を控え買い手控えムード強く、後場に軟化
4.海運株が突出して買われるも、33業種中29業種が下げる展開
5.主力ハイテクやメガバンクなど売られ、全体の8割の銘柄が安い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比65ドル安と5日ぶりに反落した。ロシアとウクライナとの停戦への不透明感が広がり、消費関連株やハイテク株などが売られた。
東京市場では、売り優勢でスタートし、日経平均株価は途中プラス圏に浮上する場面もあったが、後場に売り直される展開となった。
31日の東京市場は、前日の欧米株市場が総じて軟調だったこともあり、リスク回避の売りに押される展開となった。米国では発表された民間の雇用リポートが好調だったものの、ウクライナ情勢が依然として不透明で利食い優勢の地合いとなった。東京市場でもこの流れを引き継ぎ朝方から軟調だったが、前場取引時間中に、バイデン米政権がエネルギー価格高騰に対応して石油備蓄放出の計画を検討していることが報じられ、原油先物価格の急落を横目に全体相場は一時プラス圏に浮上する場面もあった。ただ、明日に3月の米雇用統計発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑から買いは続かなかった。業種別では33業種中29業種が安く、海運株だけ突出して買われた以外は総じて売りが目立った。個別でも東証1部全体の8割の銘柄が下落した。
日経平均・・・27,821.43円 -205.82円
TOPIX・・・1,946.40円 -21.2円
JPX日経400・・・17,557.08円 -194.72円
日経JASDAQ・・・3,659.30円 1.02円
東証マザーズ・・・790.30円 0.06円
東証REIT指数・・・2,003.04円 13.98円
米ドル円・・・121.65円 -0.21円
ユーロ/円・・・134.76円 -0.85円
NYダウ・・・35,228.81円 -65.38円
NASDAQ・・・14,442.27円 -177.36円
上海総合・・・3,252.20円 -14.39円
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