【市況】東京株式(大引け)=527円安と急反落、一時2万5000円割れへ下落
11日の東京株式市場で日経平均株価は急反落。ハイテク株などが売られ一時、2万5000円を割り込む場面があった。
大引けの日経平均株価は前日比527円62銭安の2万5162円78銭。東証1部の売買高概算は14億2133万株。売買代金概算は3兆3145億円となった。値上がり銘柄数は413と全体の約19%、値下がり銘柄数は1707、変わらずは60銘柄だった。
米2月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの上昇となり、インフレ加速への懸念が高まったことも警戒され前日のNYダウは反落した。これを受け、この日の東京市場も売りに押される展開となり、日経平均株価は一時700円を超す下落となった。前日の日経平均株価が急上昇した反動で、利益確定による売りが先行し、ハイテク株などを中心に値を下げる銘柄が目立った。ただ、引けにかけやや下げ渋った。為替は一時1ドル=116円70銭台と17年1月以来、5年2カ月ぶりとなる円安が進んだ。
【市況】日経平均は大幅反落、一時700円超安、ウクライナ・インフレ懸念で/相場概況
日経平均は大幅反落。10日の米国市場でNYダウは反落し、112ドル安となった。ロシアとウクライナの外相による停戦交渉で進展がなく、さらに2月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比7.9%上昇と40年ぶりの高い伸びとなったことから軟調に推移した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで195円安からスタートすると、その後も下げ幅を拡大。前日が1000円近い大幅上昇だっただけに売りがかさみ、後場の寄り付き後には24966.50円(前日比723.90円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比527.62円安の25162.78円となった。なお、先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)は25457.94円。東証1部の売買高は14億2133万株、売買代金は3兆3145億円だった。業種別では、輸送用機器、精密機器、電気機器が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の78%、対して値上がり銘柄は19%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急反落、ハイテク株などが売られ一時2万5000円割れ (3月11日)
1.日経平均は527円安と急反落、一時2万5000円割れへ下落
2.米2月CPIは40年ぶりの上昇率でインフレ加速懸念が強まる
3.為替は1ドル116円後半と5年2ヵ月ぶりの円安水準に下落
4.レーザーテクやソニーG、TDKなどハイテクの下げが目立つ
5.海運株や銀行株、大手商社株などには買いが流入し堅調に推移
■東京市場概況
前日の米国市場は、NYダウは前日比112ドル安と反落した。2月の消費者物価指数(CPI)の上昇を受けインフレ警戒が高まったことやロシアとウクライナの停戦交渉が目立った進展なく終えたことも嫌気された。
東京市場では、日経平均株価は急反落。ハイテク株などが売られ一時、2万5000円を割り込む場面があった。
米2月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの上昇となり、インフレ加速への懸念が高まったことも警戒され前日のNYダウは反落した。これを受け、この日の東京市場も売りに押される展開となり、日経平均は一時700円を超す下落となった。前日の日経平均が急上昇した反動で、利益確定による売りが先行し、ハイテク株などを中心に値を下げる銘柄が目立った。ただ、引けにかけやや下げ渋った。為替は一時1ドル=116円70銭台と17年1月以来、5年2ヵ月ぶりとなる円安が進んだ。
日経平均・・・25,162.78円 -527.62円
TOPIX・・・1,799.54円 -30.49円
JPX日経400・・・16,213.98円 -274.19円
日経JASDAQ・・・3,487.81円 -10.84円
東証マザーズ・・・670.08円 -26.43円
東証REIT指数・・・1,874.16円 -15.76円
米ドル円・・・116.82円 0.9円
ユーロ/円・・・128.28円 0.02円
NYダウ・・・33,174.07円 -112.18円
NASDAQ・・・13,129.96円 -125.58円
上海総合・・・3,309.74円 13.65円
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