【市況】東京株式(大引け)=227円安、ウクライナを巡る思惑で不安定な値動き
17日の東京株式市場は、寄り付きこそ売り買い交錯の展開で始まったが、その後は売りに押される展開に終始した。後場に日経平均は下げ幅を広げた。
大引けの日経平均株価は前営業日比227円53銭安の2万7232円87銭と反落。東証1部の売買高概算は11億8069万株、売買代金概算は2兆9200億円。値上がり銘柄数は541、対して値下がり銘柄数は1572、変わらずは69銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方は気迷いムードだった。前日の米国株市場で主要株価指数が一時大きく下げる状況にあったものの、後半はFOMC議事要旨発表を受け急速に買い戻される展開となったことから、寄り付き時点では強弱観が対立した。しかし、その後は徐々に売りが優勢となった。前日に先物主導で日経平均は600円近い上昇をみせていたことで、利益確定の売り圧力が拭えなかった。後場に入ると、ウクライナ軍が砲弾などを発射したとロシア政府系メディアが報じ、これを嫌気する形で日経平均は下げ幅を急速に広げる場面もあった。ただ、その後は買い戻しが入り下げ幅を縮小している。業種別では資源関連や総合商社株が買われたものの、個別株ベースでは全体の7割以上の銘柄が値を下げている。売買代金は前日に続き3兆円を下回った。
【市況】日経平均は反落、ロシア「ウクライナ軍が砲撃」報道で下げ幅拡大/相場概況
日経平均は反落。16日の米国市場でNYダウは反落し、54ドル安となった。ウクライナ情勢を巡る懸念から下げ幅を340ドルあまりに広げる場面もあったが、1月25~26日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が懸念されたほどタカ派的ではないと受け止められた。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで28円安からスタートすると、前場はマイナス圏でもみ合う展開が続いた。ただ、後場に入りロシアメディアがウクライナ軍による砲撃を報じたことが伝わると、一時27080.92円(前日比379.48円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比227.53円安の27232.87円となった。東証1部の売買高は11億8069万株、売買代金は2兆9200億円だった。業種別では、サービス業、倉庫・運輸関連業、情報・通信業が下落率上位だった。一方、鉱業、卸売業、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の72%、対して値上がり銘柄は25%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、ウクライナを巡る思惑で後場に値を崩す (2月17日)
1.日経平均は反落、ウクライナ情勢に絡む報道で後場一段安に
2.前日の米株市場はFOMC議事要旨発表後に戻り足に転じる
3.日経平均は前日の600円近い急伸の反動で主力株に利食い
4.キーエンスやリクルートなどグロース系銘柄の下げが目立つ
5.全体の7割以上の銘柄が値を下げ、売買代金は3兆円台割れ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比54ドル安と反落した。ウクライナ情勢が警戒され一時急落もFOMC議事要旨を受け下げ幅を縮めた。
東京市場では、寄り付きこそ売り買い交錯の展開で始まったが、その後は売りに押される展開に終始した。
17日の東京市場は、朝方は気迷いムードだった。前日の米国株市場で主要株価指数が一時大きく下げる状況にあったものの、後半はFOMC議事要旨発表を受け急速に買い戻される展開となったことから、寄り付き時点では強弱観が対立した。しかし、その後は徐々に売りが優勢となった。前日に先物主導で日経平均は600円近い上昇をみせていたことで、利益確定の売り圧力が拭えなかった。後場に入ると、ウクライナ軍が砲弾などを発射したとロシア政府系メディアが報じ、これを嫌気する形で日経平均は下げ幅を急速に広げる場面もあった。ただ、その後は買い戻しが入り下げ幅を縮小している。業種別では資源関連や総合商社株が買われたものの、個別株ベースでは全体の7割以上の銘柄が値を下げている。東証1部の売買代金は前日に続き3兆円を下回った。
日経平均・・・27,232.87円 -227.53円
TOPIX・・・1,931.24円 -15.39円
JPX日経400・・・17,405.13円 -129.71円
日経JASDAQ・・・3,597.48円 -12.6円
東証マザーズ・・・710.17円 -24.51円
東証REIT指数・・・1,915.25円 11.21円
米ドル円・・・115.09円 -0.55円
ユーロ/円・・・130.85円 -0.69円
NYダウ・・・34,934.27円 -54.57円
NASDAQ・・・14,124.09円 -15.66円
上海総合・・・3,468.03円 2.2円
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