【市況】東京株式(大引け)=457円安、世界株安を背景に一時2万7000円台割れ
25日の東京株式市場はリスク回避の動きが強まり主力株中心に広範囲に売り込まれた。日経平均株価は一時700円近い下げで2万7000円大台を割り込む場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比457円03銭安の2万7131円34銭と急反落。東証1部の売買高概算は13億2031万株、売買代金概算は3兆1569億円。値上がり銘柄数は290、対して値下がり銘柄数は1832、変わらずは62銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の欧州株式の急落や米国株市場の乱高下を受けてリスクオフに傾き、主力株をはじめ買いポジションを低める動きが加速した。日経平均先物を絡めたインデックス売りも下げ足を助長し、後場に入ると一時700円近い下げで2万6800円台まで水準を切り下げる場面があった。25~26日の日程で行われるFOMCを控え、FRBによる金融引き締め政策前倒しに対する警戒感や、緊迫の度合いを強めるウクライナ情勢も重荷となり、買い向かう動きは限定的だった。後場は軟調なアジア株市場や米株価指数先物が値を下げるのを横目に売り圧力が強まり一段安となったが、取引終盤は空売りの買い戻しで下げ渋った。値下がり銘柄数は全体の84%を占めている。売買代金は3日ぶりに3兆円を上回った。
【市況】日経平均は大幅反落、一時27000円割れ、外部環境に警戒感/相場概況
日経平均は大幅反落。24日の米国市場でNYダウは7日ぶりに反発し、99ドル高となった。ただ、急激な金融引き締めやウクライナ情勢の緊迫化への懸念が強まり、一時1100ドルあまり下落するなど乱高下した。本日の東京市場でもこうした外部環境への警戒感が先行し、日経平均は121円安からスタート。その後もアジア株や時間外取引での米株価指数先物の下落などを受けてリスク回避目的の売りが広がり、後場には一時26890.94円(前日比697.43円安)まで下落して取引時間中の昨年来安値を更新した。
大引けの日経平均は前日比457.03円安の27131.34円となった。終値としては昨年8月20日以来の安値となる。東証1部の売買高は13億2031万株、売買代金は3兆1569億円だった。業種別では、海運業、サービス業、その他金融業が下落率上位で、その他も全般軟調。電気・ガス業と食料品の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は13%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急反落、リスクオフの売り強まり一時2万7000円割れ (1月25日)
1.日経平均は急反落、一時2万7000円を割り込む場面も
2.前日の欧州株が軒並み急落、米国株も乱高下でリスクオフ
3.FOMCを前に警戒感、ウクライナ情勢も買い手控え要因に
4.アジア株安や米株先物の軟調な動きが市場心理悪化させる
5.後場終盤は空売りの買い戻しが入り日経平均も下げ幅縮小
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比99ドル高と7日ぶりに反発した。FRBによる早期金融引き締め警戒感やウクライナ情勢の緊迫化から、一時急落も売り一巡後は急速に買い戻された。
東京市場では、リスク回避の動きが強まり主力株中心に広範囲に売り込まれた。日経平均株価は一時700円近い下げで2万7000円大台を割り込む場面もあった。
25日の東京市場は、前日の欧州株式の急落や米国株市場の乱高下を受けてリスクオフに傾き、主力株をはじめ買いポジションを低める動きが加速した。日経平均先物を絡めたインデックス売りも下げ足を助長し、後場に入ると一時700円近い下げで2万6800円台まで水準を切り下げる場面があった。25~26日の日程で行われるFOMCを控え、FRBによる金融引き締め政策前倒しに対する警戒感や、緊迫の度合いを強めるウクライナ情勢も重荷となり、買い向かう動きは限定的だった。後場は軟調なアジア株市場や米株価指数先物が値を下げるのを横目に売り圧力が強まり一段安となったが、取引終盤は空売りの買い戻しで下げ渋った。東証1部の値下がり銘柄数は全体の84%を占めている。売買代金は3日ぶりに3兆円を上回った。
日経平均・・・27,131.34円 -457.03円
TOPIX・・・1,896.62円 -33.25円
JPX日経400・・・17,107.85円 -294.53円
日経JASDAQ・・・3,607.50円 -55.15円
東証マザーズ・・・772.14円 -39.25円
東証REIT指数・・・1,885.44円 -10.87円
米ドル円・・・114.08円 0.33円
ユーロ/円・・・128.74円 -0.05円
NYダウ・・・34,364.50円 99.13円
NASDAQ・・・13,855.12円 86.2円
上海総合・・・3,433.06円 -91.04円
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