【市況】東京株式(大引け)=790円安、米金利上昇を警戒し全面安に売られる
19日の東京株式市場は、前日の欧米株安を受けリスクオフの流れが一気に強まり日経平均は一時900円を超える急落となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比790円02銭安の2万7467円23銭と大幅続落。東証1部の売買高概算は15億1374万株、売買代金概算は3兆5277億円。値上がり銘柄数は58、対して値下がり銘柄数は2111、変わらずは15銘柄だった。
きょうの東京市場は、リスクオフ一色で文字通りの全面安商状となった。前日の欧州株市場ではドイツやフランスなど主要国の株価指数が軒並み安となったほか、米国株市場ではハイテク株中心に幅広く売り込まれ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅安となった。米長期金利の上昇を警戒した売りが勢いを増しており、東京市場でもその影響が如実に反映され、主力輸出株や景気敏感株を直撃した。原油価格高騰による企業のコスト上昇で業績に与えるデメリットも意識されている。後場に入ると、先物を絡め日経平均の下げが加速、一時900円を超える下落をみせる場面もあった。値下がり銘柄数は2100を上回り東証1部全体の97%の銘柄が下落。一方、売買代金は3兆5000億円台と大きく膨らみ、これは昨年11月末以来の高水準。
【市況】日経平均は急落、米金利2年ぶり高値でリスクオフ/相場概況
日経平均は急落。連休明け18日の米株式市場でNYダウは大幅に下落。大手投資銀行の決算を失望した金融株の下落や米10年国債利回りが2年ぶりの水準にまで上昇した警戒感からハイテク・グロース(成長)株を中心に下落。ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅安に。米株安を引き継いだ日経平均は328.36円安の27928.89円でスタート。心理的な節目の28000円を割り込んだことで朝方から売りが続いた。後場は日銀の上場投資信託(ETF)買いが期待できない中、時間外取引の米株価指数先物が下げ足を速めたことが売りに拍車をかけ、日経平均は大引け直前に27314.41円(-942.84円)の安値を付けた。
大引けの日経平均は前日比790.02円安の27467.23円となった。東証1部の売買高は15億1374万株、売買代金は3兆5277億円だった。セクターでは海運業、電気機器、精密機器などを筆頭にほぼ全面安となり、パルプ・紙のみが上昇。東証1部の値下がり銘柄は全体の96%、対して値上がり銘柄は2%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急落、米長期金利の上昇を警戒し全面安商状 (1月19日)
1.日経平均は790円安と急落、一時900円超下げる場面も
2.米長期金利上昇を背景とした米ハイテク株売りの流れが波及
3.原油高騰による企業業績への影響も懸念、後場に下げが加速
4.売買代金トップのソニーの下げが際立ち、トヨタも値を崩す
5.値下がり銘柄数は2100を上回り、全体の97%を占める全面安
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比543ドル安と3日続落した。米長期金利が2年ぶりの水準に上昇したことが警戒され、ハイテク株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、前日の欧米株安を受けリスクオフの流れが一気に強まり日経平均株価は一時900円を超える急落となった。
19日の東京市場は、リスクオフ一色で文字通りの全面安商状となった。前日の欧州株市場ではドイツやフランスなど主要国の株価指数が軒並み安となったほか、米国株市場ではハイテク株中心に幅広く売り込まれ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅安となった。米長期金利の上昇を警戒した売りが勢いを増しており、東京市場でもその影響が如実に反映され、主力輸出株や景気敏感株を直撃した。原油価格高騰による企業のコスト上昇で業績に与えるデメリットも意識されている。後場に入ると、先物を絡め日経平均の下げが加速、一時900円を超える下落をみせる場面もあった。値下がり銘柄数は2100を上回り東証1部全体の97%の銘柄が下落。一方、売買代金は3兆5000億円台と大きく膨らみ、これは昨年11月末以来の高水準。
日経平均・・・27,467.23円 -790.02円
TOPIX・・・1,919.72円 -58.66円
JPX日経400・・・17,332.53円 -499.22円
日経JASDAQ・・・3,666.82円 -81.76円
東証マザーズ・・・807.92円 -29.63円
東証REIT指数・・・1,897.03円 -69.57円
米ドル円・・・114.44円 -0.42円
ユーロ/円・・・129.77円 -1.14円
NYダウ・・・35,368.47円 -543.34円
NASDAQ・・・14,506.89円 -386.85円
上海総合・・・3,558.17円 -11.73円
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