【市況】東京株式(大引け)=276円安、米インフレ懸念で目先利益確定の売り誘発
13日の東京株式市場は、米長期金利の上昇を警戒して主力輸出株などに利食い優勢の地合いとなり、日経平均は反落となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比276円53銭安の2万8489円13銭と反落。東証1部の売買高概算は11億6357万株、売買代金概算は2兆7679億円。値上がり銘柄数は502、対して値下がり銘柄数は1605、変わらずは78銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日に日経平均が急騰した反動もあって、主力輸出株をはじめ広範囲に目先利益確定の売り圧力が顕在化した。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともにプラス圏で引けたが上値は重かった。注目された12月の米CPIが事前予想と一致、全体相場への影響は限られたものの高水準でインフレ警戒感が高まっている。これを受けて東京市場でも様子見ムードが強く、あすのオプションSQ算出を控え積極的な買いは入らなかった。国内でも新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染が急拡大傾向にあることで投資マインドを冷やした。業種別では鉄鋼や非鉄株が買われ、小売セクターなどが安い。値下がり銘柄数は1600を超え東証1部の73%が下落。また、売買代金は6営業日ぶりに3兆円大台を下回った。
【市況】日経平均は反落、値がさ株に売り、円上昇やコロナ感染増も/相場概況
日経平均は反落。12日の米国市場でNYダウは続伸し、38ドル高となった。昨年12月の消費者物価指数(CPI)は39年ぶりの高い伸びながら市場予想並みで、ハイテク株を中心に買いが入った。ただ、連銀総裁らのタカ派的な発言を受けて長期金利が上昇に転じ、ハイテク株も伸び悩んだ。前日に大きく上昇した日経平均も本日は売りが先行して107円安からスタート。円相場の上昇や国内での新型コロナウイルス感染者の増加も重しとなり、引けにかけて28444.96円(前日比320.70円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比276.53円安の28489.13円となった。東証1部の売買高は11億6357万株、売買代金は2兆7679億円だった。業種別では、精密機器、小売業、サービス業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は23%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米インフレを警戒し利益確定の売りが優勢 (1月13日)
1.日経平均は反落、前日の急騰の反動で売りが優勢に
2.米CPIは事前予測に一致も高水準でインフレ警戒が続く
3.明日のオプションSQ算出を控え、積極的な買い入らず
4.鉄鋼や非鉄株など買われ、バリュー株物色の動き強まる
5.値下がり銘柄数は1600超で売買代金は6日ぶり3兆円割れ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比38ドル高と続伸した。米12月はCPIが市場予想と同水準だったことから米長期金利が一時低下したことが好感され、買いが優勢となった。
東京市場では、米長期金利の上昇を警戒して主力輸出株などに利食い優勢の地合いとなり、日経平均株価は反落となった。
13日の東京市場は、前日に日経平均が急騰した反動もあって、主力輸出株をはじめ広範囲に目先利益確定の売り圧力が顕在化した。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともにプラス圏で引けたが上値は重かった。注目された12月の米CPIが事前予想と一致、全体相場への影響は限られたものの高水準でインフレ警戒感が高まっている。これを受けて東京市場でも様子見ムードが強く、明日のオプションSQ算出を控え積極的な買いは入らなかった。国内でも新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染が急拡大傾向にあることで投資マインドを冷やした。業種別では鉄鋼や非鉄株が買われ、小売セクターなどが安い。値下がり銘柄数は1600を超え東証1部の73%が下落。また、売買代金は6営業日ぶりに3兆円大台を下回った。
日経平均・・・28,489.13円 -276.53円
TOPIX・・・2,005.58円 -13.78円
JPX日経400・・・18,069.22円 -135.44円
日経JASDAQ・・・3,819.03円 -18.58円
東証マザーズ・・・874.04円 -32.5円
東証REIT指数・・・2,010.42円 -3.39円
米ドル円・・・114.46円 -0.93円
ユーロ/円・・・131.19円 0.13円
NYダウ・・・36,290.32円 38.3円
NASDAQ・・・15,188.39円 34.94円
上海総合・・・3,555.25円 -42.17円
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