【市況】東京株式(大引け)=182円安、オミクロン株を警戒し下値模索
2日の東京株式市場は、前日の米国株市場で主要株指数が安かったことを受け、主力株中心に値を下げるものが目立ち日経平均株価が反落した。
大引けの日経平均株価は前営業日比182円25銭安の2万7753円37銭と反落。東証1部の売買高概算は13億4849万株、売買代金概算は3兆1477億円。値上がり銘柄数は667、対して値下がり銘柄数は1431、変わらずは86銘柄だった。
きょうの東京市場は売りに押される展開。前日の欧州株市場は軒並み高だったが、米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数が終盤波乱含みに値を崩したことを受け、主力株中心にリスク回避の動きが優勢となり、日経平均は下値を試す展開を強いられた。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大による経済への影響が警戒され、上値を重くしている。日経平均は朝方に2万7600円台まで売られたが、その後いったん持ち直してプラス圏に浮上する場面もあった。ただ、買いは続かず下値抵抗力は発揮したものの、後場終盤に手仕舞い売りが出て再び下げ幅を広げた。業種別では海運株の上昇が際立つ一方、資源関連や空運株の下げが目立った。なお、売買代金は3兆円を上回り活況だった。
【市況】日経平均は反落、変異株や米金融政策を巡る不透明感から失速/相場概況
日経平均は反落。前日の米株式市場でNYダウは大幅続落。ワクチンの有効性を示唆する報道を受けて上昇して始まった。しかし、量的緩和縮小(テーパリング)の加速懸念から上げ幅を縮小。引けにかけては、米国内で初のオミクロン株感染者が確認されたことで、大きく下落に転換。ハイテク株にも売りが広がり、ナスダック総合指数も大幅に続落。米株安の流れを引き継ぎ、日経平均は219.42円安でスタート。値ごろ感からの押し目買いが入り、一時はプラス圏に浮上する場面も見られた。しかし、時間外の米株価指数先物の上昇が下支えする一方、変異株や米金融政策を巡る不透明感を背景とした戻り待ちの売りも強く、その後はマイナス圏での一進一退が続いた。
大引けの日経平均は前日比182.25円安の27753.37円となった。東証1部の売買高は13億4849万株、売買代金は3兆1477億円だった。セクターでは鉱業、空運業、精密機器などが下落率上位に並んだ一方、海運業、電気・ガス業、ゴム製品などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は30%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米株安やコロナ変異種の影響を懸念し売り優勢 (12月2日)
1.日経平均は反落、一時下げ渋るも買いの勢いは続かず
2.前日の米株市場が乱高下、主力株中心にリスク回避の動き
3.新型コロナ変異種のオミクロン株が経済に与える影響懸念
4.業種では海運の上昇が目立つ一方、資源関連や空運が軟調
5.後場終盤に手仕舞い売りで下げ拡大、売買代金は高水準に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比461ドル安と続落した。米国で新型コロナウイルス「オミクロン型」の感染者が初めて確認され、感染拡大を警戒した売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米国株市場で主要株指数が安かったことを受け、主力株中心に値を下げるものが目立ち日経平均株価が反落した。
2日の東京市場は、売りに押される展開。前日の欧州株市場は軒並み高だったが、米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数が終盤波乱含みに値を崩したことを受け、主力株中心にリスク回避の動きが優勢となり、日経平均は下値を試す展開を強いられた。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大による経済への影響が警戒され、上値を重くしている。日経平均は朝方に2万7600円台まで売られたが、その後いったん持ち直してプラス圏に浮上する場面もあった。ただ、買いは続かず下値抵抗力は発揮したものの、後場終盤に手仕舞い売りが出て再び下げ幅を広げた。業種別では海運株の上昇が際立つ一方、資源関連や空運株の下げが目立った。なお、東証1部の売買代金は3兆円を上回り活況だった。
日経平均・・・27,753.37円 -182.25円
TOPIX・・・1,926.37円 -10.37円
JPX日経400・・・17,410.49円 -67.34円
日経JASDAQ・・・3,835.54円 -44.99円
東証マザーズ・・・1,028.74円 -32.22円
東証REIT指数・・・2,003.08円 -17.37円
米ドル円・・・112.93円 -0.48円
ユーロ/円・・・128.04円 -0.57円
NYダウ・・・34,022.04円 -461.68円
NASDAQ・・・15,254.05円 -283.63円
上海総合・・・3,573.83円 -3.04円
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