【市況】東京株式(大引け)=28円高、欧州での新型コロナ拡大を警戒も底堅さ発揮
週明け22日の東京株式市場は売り優勢のなかスタートしたが、日経平均の下値は底堅く後場は戻り歩調となりプラス圏に浮上した。
大引けの日経平均株価は前営業日比28円24銭高の2万9774円11銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は10億6538万株、売買代金概算は2兆3720億円。値上がり銘柄数は1054、対して値下がり銘柄数は1023、変わらずは106銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方は軟調。前週末の欧州株市場が全面安だったことや、米国株市場でも景気敏感株を中心に売られNYダウの下値模索が続いていることから、日経平均は安く始まった。ドイツやオーストリアなどで新型コロナウイルスの感染が再拡大し、経済回復が遅れることへの懸念が重荷となっている。しかし、売り一巡後は下げ渋る展開となり、後場に入ると一段と下げ幅を縮小、堅調な値動きを示す米株価指数先物の動きを横目に日経平均は午後1時半頃にプラス圏に切り返した。一方、2万9800円近辺では売り圧力が強く、結局日経平均は高く引けたものの、上げ幅は30円弱にとどまった。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも1000を上回り拮抗した。売買代金は2兆3000億円台と、10月25日以来約1カ月ぶりの低水準だった。
【市況】日経平均は小幅続伸、朝安後にプラス転換、東エレクやファストリ小高い/相場概況
日経平均は小幅続伸。19日の米国市場でNYダウは3日続落し、268ドル安となった。欧州などでの新型コロナウイルス再流行が嫌気された。ただ、長期金利の低下でハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。週明けの日経平均はNYダウが下落した流れを引き継いで127円安からスタートしたが、値がさ株の一角や海運株などに買いが入り、下げ渋る展開となった。後場に入りプラス転換すると、一時29806.49円(前週末比60.62円高)まで上昇したが、祝日を前に一段の上値を試す動きは限られた。
大引けの日経平均は前週末比28.24円高の29774.11円となった。東証1部の売買高は10億6538万株、売買代金は2兆3720億円だった。業種別では、海運業、保険業、証券が上昇率上位だった。一方、鉱業、輸送用機器、空運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の48%、対して値下がり銘柄は47%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、朝安も米株先物が堅調でプラス圏に浮上 (11月22日)
1.日経平均は小幅ながら続伸、朝安後切り返す展開に
2.欧州の新型コロナ拡大が重荷、景気に対する警戒感再燃
3.売り一巡後下げ渋る、米株先物が堅調で投資家心理改善
4.値上がり・値下がり銘柄の数がいずれも1000に乗せ拮抗
5.海運など買われるも3万円台手前では戻り売り圧力が強い
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比268ドル安と3日続落した。新型コロナウイルスが再拡大していることを受けて、世界経済の回復鈍化懸念が広がり、リスク回避の動きが強まった。
週明けの東京市場では、売り優勢のなかスタートしたが、日経平均株価の下値は底堅く後場は戻り歩調となりプラス圏に浮上した。
22日の東京市場は、朝方は軟調。前週末の欧州株市場が全面安だったことや、米国株市場でも景気敏感株を中心に売られNYダウの下値模索が続いていることから、日経平均は安く始まった。ドイツやオーストリアなどで新型コロナウイルスの感染が再拡大し、経済回復が遅れることへの懸念が重荷となっている。しかし、売り一巡後は下げ渋る展開となり、後場に入ると一段と下げ幅を縮小、堅調な値動きを示す米株価指数先物の動きを横目に日経平均は午後1時半頃にプラス圏に切り返した。一方、2万9800円近辺では売り圧力が強く、結局日経平均は高く引けたものの、上げ幅は30円弱にとどまった。東証1部の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも1000を上回り拮抗した。売買代金は2兆3000億円台と、10月25日以来約1ヵ月ぶりの低水準だった。
日経平均・・・29,774.11円 28.24円
TOPIX・・・2,042.82円 -1.71円
JPX日経400・・・18,445.33円 -9円
日経JASDAQ・・・4,017.78円 6.05円
東証マザーズ・・・1,166.63円 12.62円
東証REIT指数・・・2,056.01円 -2.36円
米ドル円・・・114.10円 -0.26円
ユーロ/円・・・128.65円 -1.07円
NYダウ・・・35,601.98円 -268.97円
NASDAQ・・・16,057.43円 63.72円
上海総合・・・3,582.07円 21.7円
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