【市況】東京株式(大引け)=204円安、ハイテク株軟調も後場終盤下げ渋る展開
25日の東京株式市場は寄り付きから売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は反落した。前週末の米国株市場でハイテク株が軟調で、その流れが波及した。
大引けの日経平均株価は前営業日比204円44銭安の2万8600円41銭と反落。東証1部の売買高概算は10億4576万株、売買代金概算は2兆2792億円。値上がり銘柄数は736、対して値下がり銘柄数は1326、変わらずは122銘柄だった。
きょうの東京市場は寄り付きから先物主導で下値を試す展開を強いられた。前週末の米国株市場ではNYダウが反発し過去最高値を更新したが、一方でハイテク株比率が高いナスダック総合指数は売りに押される格好となっており、インフレ警戒ムードのなか金利上昇懸念がくすぶっている。東京市場でもハイテク主力株中心に幅広く売りが優勢となった。ただ、鉄鋼や海運などグローバル景気敏感株には買いが目立ち、石油や石炭など資源関連株に強い動きを示す銘柄が多かった。また、半導体関連も主力どころは売られる一方で、中小型株には上昇する銘柄も少なくなかった。日経平均は一時300円を超える下げをみせたが、後場終盤は買い戻され下げ幅を縮小。TOPIXの下げは6ポイントにとどまった。
【市況】日経平均は反落、値がさ株売られ一時300円超安、好決算銘柄が支え/相場概況
日経平均は反落。22日の米国市場でNYダウは反発して73ドル高となり、およそ2カ月ぶりに過去最高値を更新した。ただ、引き続きインフレ懸念がくすぶったほか、半導体のインテルや写真・動画共有アプリのスナップが決算を受けて急落。また、参院静岡選挙区の補欠選挙で自民党候補が敗れたこともネガティブ視され、週明けの日経平均は277円安からスタートした。値がさ株を中心に売りが出て、前引けにかけて一時28472.55円(前週末比332.30円安)まで下落したが、好決算銘柄に積極的な買いが入り下値を支えた。
大引けの日経平均は前週末比204.44円安の28600.41円となった。東証1部の売買高は10億4576万株、売買代金は2兆2792億円と8月27日以来の低水準だった。業種別では、ゴム製品、食料品、情報・通信業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、鉱業、海運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米ハイテク株安で半導体関連を中心に売り優勢 (10月25日)
1.日経平均は反落、一時300円超の下落となるもその後は下げ渋る
2.米国株市場ではNYダウ最高値もハイテク株安が東京市場に波及
3.鉄鋼や海運のほか、石油・石炭など資源関連株が買われる展開に
4.半導体関連は主力株は軟調ながら、中小型株に上昇する銘柄多数
5.売買代金首位のSBGやファストリの下げが全体指数押し下げる
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比73ドル高と反発し過去最高値を更新した。市場予想を上回る決算を発表したアメックス<AXP>が上昇し指数を押し上げた。
週明けの東京市場では、寄り付きから売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は反落した。前週末の米国株市場でハイテク株が軟調で、その流れが波及した。
25日の東京市場は、寄り付きから先物主導で下値を試す展開を強いられた。前週末の米国株市場ではNYダウが反発し過去最高値を更新したが、一方でハイテク株比率が高いナスダック総合指数は売りに押される格好となっており、インフレ警戒ムードのなか金利上昇懸念がくすぶっている。東京市場でもハイテク主力株中心に幅広く売りが優勢となった。ただ、鉄鋼や海運などグローバル景気敏感株には買いが目立ち、石油や石炭など資源関連株に強い動きを示す銘柄が多かった。また、半導体関連も主力どころは売られる一方で、中小型株には上昇する銘柄も少なくなかった。日経平均は一時300円を超える下げをみせたが、後場終盤は買い戻され下げ幅を縮小。TOPIXの下げは6ポイントにとどまった。
日経平均・・・28,600.41円 -204.44円
TOPIX・・・1,995.42円 -6.81円
JPX日経400・・・17,988.91円 -54.86円
日経JASDAQ・・・3,995.29円 -9.97円
東証マザーズ・・・1,098.02円 -14.24円
東証REIT指数・・・2,074.51円 6.6円
米ドル円・・・113.69円 -0.19円
ユーロ/円・・・132.16円 -0.41円
NYダウ・・・35,677.02円 73.94円
NASDAQ・・・15,090.20円 -125.49円
上海総合・・・3,609.86円 27.25円
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