【市況】東京株式(大引け)=267円安、米株安と原油高を嫌気し4日ぶり反落
12日の東京株式市場は終始売り優勢の地合いとなり、日経平均が寄り後次第安の展開で一時300円を超える下げ幅をみせる場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比267円59銭安の2万8230円61銭と4日ぶり反落。東証1部の売買高概算は11億3493万株、売買代金概算は2兆5637億円。値上がり銘柄数は375、対して値下がり銘柄数は1743、変わらずは65銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数が揃って下落したことを受け、朝方から見送りムードが強かった。原油価格の高騰を背景にインフレ懸念がくすぶる状況にあり、資源関連などが上昇したものの総じて買いが手控えられた。米長期金利の先高観測から為替市場でドルが買われ、1ドル=113円台に入る円安に振れたことから自動車株などが堅調な動きを示したが、空運や小売、半導体などハイテクセクターの一角が安くなった。中国・上海株や香港株などアジア株市場がほぼ全面安で買い気が削がれた。東証1部全体の8割の銘柄が値を下げている。売買代金は2兆5000億円台で本来であれば活況といってよい水準だが、大商いが続く最近としては低調な部類で、8月30日以来約1カ月半ぶりの少なさだった。
【市況】日経平均は4日ぶり反落、海外懸念で連れ安、SBGやファストリ軟調/相場概況
日経平均は4日ぶり反落。11日の米株式市場でNYダウは続落し、250ドル安となった。商品市況の上昇でインフレ懸念がくすぶり、金融大手が経済成長見通しを引き下げたことなども嫌気された。本日の日経平均は米株安の流れを引き継いで39円安からスタートすると、寄り付き後も下げ幅を拡大。経営危機に陥っている中国恒大集団が再び社債の利払いを見送ったとの報道のほか、香港・上海株が軟調だったことも投資家心理を悪化させ、前場中ごろを過ぎると一時28166.38円(前日比331.82円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比267.59円安の28230.61円となった。東証1部の売買高は11億3493万株、売買代金は2兆5637億円で8月30日以来の低水準だった。業種別では、電気・ガス業、空運業、小売業が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の80%、対して値上がり銘柄は17%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、米株安やインフレ懸念で利食い優勢 (10月12日)
1.日経平均は4日ぶり反落、米株安受け目先利食い優勢に
2.原油価格の高騰でインフレ懸念くすぶり、買い手控えムード
3.アジア株安も嫌気され、空運や小売のほか半導体主力に売り
4.為替の円安進み、輸出採算改善期待から自動車株などは堅調
5.8割の銘柄が売られる展開、売買代金は1ヵ月半ぶりの少なさ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比250ドル安と続落した。原油価格の上昇傾向による、インフレ警戒感の高まりなどから売りに押される展開となった。
東京市場では終始売り優勢の地合いとなり、日経平均株価が寄り後次第安の展開で一時300円を超える下げ幅をみせる場面もあった。
12日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数が揃って下落したことを受け、朝方から見送りムードが強かった。原油価格の高騰を背景にインフレ懸念がくすぶる状況にあり、資源関連などが上昇したものの総じて買いが手控えられた。米長期金利の先高観測から為替市場でドルが買われ、1ドル=113円台に入る円安に振れたことから自動車株などが堅調な動きを示したが、空運や小売、半導体などハイテクセクターの一角が安くなった。中国・上海株や香港株などアジア株市場がほぼ全面安で買い気が削がれた。東証1部全体の8割の銘柄が値を下げている。売買代金は2兆5000億円台で本来であれば活況といってよい水準だが、大商いが続く最近としては低調な部類で、8月30日以来約1ヵ月半ぶりの少なさだった。
日経平均・・・28,230.61円 -267.59円
TOPIX・・・1,982.68円 -13.9円
JPX日経400・・・17,867.67円 -116.81円
日経JASDAQ・・・3,975.34円 -9.4円
東証マザーズ・・・1,100.00円 -23.34円
東証REIT指数・・・2,050.85円 -4.44円
米ドル円・・・113.27円 0.49円
ユーロ/円・・・130.92円 0.39円
NYダウ・・・34,496.06円 -250.19円
NASDAQ・・・14,486.20円 -93.33円
上海総合・・・3,546.93円 -44.77円
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