【市況】東京株式(大引け)=639円安と大幅安、米金利上昇に警戒感
29日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落。米長期金利上昇によるインフレ懸念の台頭が警戒され、3万円台を割り込み一時2万9300円台まで売られる場面があった。
大引けの日経平均株価は前日比639円67銭安の2万9544円29銭。東証1部の売買高概算は16億259万株。売買代金概算は3兆8556億円となった。値上がり銘柄数は336と全体の約15%、値下がり銘柄数は1768、変わらずは50銘柄だった。
前日の米国市場では、NYダウが569ドル安と急落。米10年債利回りが一時1.56%と6月半ば以来の水準まで上昇し、金利上昇への警戒感が高まった。ナスダック指数も急落した。この流れを受けた東京市場では、日経平均株価が大幅安で始まった。この日は配当権利落ち分(181円程度)があったものの、米金利上昇が警戒され全面安となった。午後には自民党総裁選が開かれ、岸田文雄氏と河野太郎氏による決選投票が行われることが判明すると、一時株価は下落基調となったが、売り一巡後は値を戻した。
【市況】日経平均は大幅に3日続落、米株急落で投資家心理悪化/相場概況
日経平均は大幅に3日続落。前日の米国市場でのNYダウは500ドル超と大幅反落。9月消費者信頼感指数が予想外に悪化したことや政府機関閉鎖リスクが高まったことで投資家心理が悪化。米長期金利が6月中旬以来となる水準まで上昇したこともあり、ハイテク株を中心に売られた。ナスダック総合指数は2.82%安だった。日経平均は米国株安の流れを引き継いだほか9月末の配当権利落ちで180円程の下げも加わり、572.04円安の29611.92円でスタート。中国上海株が大幅に下落していたこともあり、前引け近くには下げ幅を800円以上にまで拡大。後場は一時下げ渋る動きもみられたが、自民党総裁選の投開票が進み、改革色が強く海外投資家から人気も高い河野太郎氏の劣勢が伝わると、急速に下げ幅を拡げ、29329.16円(854.80円安)まで下げる場面があった。ただ、大引けにかけては経済対策への期待などから下げ渋る展開となった。
大引けの日経平均は前日比639.67円安の29544.29円となった。東証1部の売買高は16億0259万株、売買代金は3兆8556億円だった。セクターではほぼ全面安で精密機器、電気機器、銀行業などが下落率上位に並んだ一方、空運業のみが上昇となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の81%、対して値上がり銘柄は15%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅に3日続落、米金利上昇が警戒され3万円割れ (9月29日)
1.日経平均は639円安と大幅安、一時2万9300円台まで下落
2.米長期金利の上昇を受け、前日のNYダウは569ドル安と急落
3.米国でのインフレ懸念台頭などを警戒し売り優勢で全面安商状に
4.自民党総裁選は決選投票入りで一時、株価下落も下値には買い流入
5.HISやKNTCT、エアトリなど旅行関連株は買い優勢で逆行高
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比569ドル安と5日ぶりに反落した。米長期金利がの上昇が嫌気され、主力ハイテク株を中心に売りが膨らんだ。
東京市場では、日経平均株価は大幅に3日続落。米長期金利上昇によるインフレ懸念の台頭が警戒され、3万円台を割り込み一時2万9300円台まで売られる場面があった。
前日の米国市場は、NYダウが急落。米10年債利回りが一時1.56%と6月半ば以来の水準まで上昇し、金利上昇への警戒感が高まった。ナスダック指数も急落した。この流れを受けた東京市場では、日経平均が大幅安で始まった。この日は配当権利落ち分(181円程度)があったものの、米金利上昇が警戒され全面安となった。午後には自民党総裁選が開かれ、岸田文雄氏と河野太郎氏による決戦投票が行われることが判明すると、一時株価は下落基調となったが、売り一巡後は値を戻した。
日経平均・・・29,544.29円 -639.67円
TOPIX・・・2,038.29円 -43.48円
JPX日経400・・・18,363.36円 -417.75円
日経JASDAQ・・・4,043.11円 -22.54円
東証マザーズ・・・1,120.44円 -6.92円
東証REIT指数・・・2,088.98円 -26.59円
米ドル円・・・111.52円 0.28円
ユーロ/円・・・129.90円 -0.1円
NYダウ・・・34,299.99円 -569.38円
NASDAQ・・・14,546.68円 -423.28円
上海総合・・・3,536.29円 -65.92円
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